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先輩のセフレや元カノと気軽に生ハメしてた学生時代の衝撃

「実はさ・・・・陽性だったんだわ、HIVの検査で」
「えっ・・・・・エイズのっすか?」
「そう、それですぐ病院に行っててさ」
「誰からとか分かってるんすか?」
「ん、そいつから連絡があって俺も検査したんだわ」

この時ふと脳内で弾けるような光を感じたんです。バチンッ!みたいな。

「てことは俺も??」
「そうなるかな、あの子も・・・マジでごめん・・・」

ウソだろ・・・って絶句でした。ここ最近は先輩と生でしてるって言ってた。もちろん俺とも生。完璧につんだと思った。もう人生終わりじゃん。

まずは確認のために1ヶ月ぐらいしてから検査を受けて、3ヶ月ぐらい経ってから再度検査で陰性か確認するっていう話を聞いた。まずは保健所で簡単な検査をした方がイイと。

その日の夕方にウチにきた彼女にそれを告げると号泣。俺だって泣きたいわ・・・・と思いながら慰めてた。「なんでアタシなのよ・・・・」ってブチ切れてた。「もし感染してたら俺だって・・・」「1人じゃないからがんばろ」と泣きたい気持ちをおさえて慰めてた。もうね、ただただ地獄。

2日後、保健所にて検査。先輩と最後にセックスしたのは11月の上旬。その前にも何度かしてるので感染してる可能性大。でも陰性でした。そして俺も陰性。まずはホッと安堵の波に飲み込まれた。

とはいえまだ確定してない。11月の上旬だから2月の上旬以降に再度検査をする。そこで陰性なら大丈夫だろうと、担当の人に淡々と説明された。それを2人で聞いてて涙が出たよ。

ずっと聞きながら彼女の背中を撫でてあげてたからね。じゃないと崩れ落ちそうな雰囲気だったし。俺だって平静を保っていたけど、そのままぶっ倒れそうだったから。この時初めて経験したのが吐き気。よく緊張し過ぎてとか貧血でとかで「おぇっ」てなる映像とかあるでしょ?まさにあれ。

セックスなんてヤル気にもならないわけ。家にも帰りたくないっていうからウチに来ててさ。夜なんて泣いてる彼女を抱き締めたりして2人で寄り添ってた。今回のは一応陰性だったし希望は捨てないで行こうよって。発病してないから薬でなんとか抑え込めるようだしって。

「もし陽性だったらさ、俺と一生過ごそうよ」
「でも・・・・」
「大丈夫、どっちかだけ陽性って事もないだろうしさ」
「うん・・・ありがと・・・」
「俺がいるから大丈夫だよ」
「うん・・・」

号泣ですわ。だから俺も「ここが男の見せどころ」じゃないけど必死に勇気づけてた。お前に何かあったら俺がずっとそばにいてあげるからと。絶対にこれだけは約束するって。毎晩泣いてたな。

先輩はそのまま学校には来なかったし、電話で何度か喋っただけ。そのまま学校はやめてしまった。薬飲めば大丈夫っていっても、やっぱり精神的にくるんですよ。エイズかよ・・・・って。友達にも会いたくないだろうし、誰にも知られたくないだろうし。気持ちは嫌ってほど分かるので俺は何も言わなかった。

学校でよく聞かれましたよ、最近見ないけどって。遊び過ぎてもう学校に興味無くなったんじゃない?みたいに曖昧な事を言っておいたけどね。俺もどん底だったから他人の事なんてどうでも良かった。

2月の中旬、2人でまた検査に。結果、陰性でした。泣いたよネ、その場で。初めて運動もしてないのに膝がガクガクになってさ、そのまましゃがみ込んじゃったし。もう死ぬ思いだったからね、この3か月間は。実家にも帰れないし、友達にも会いたくなかったし。

彼女なんてガリガリに痩せちゃってね。精神的に参っちゃってた。ほぼ同棲してるような生活だったけど、1回もセックスしてなかったぐらい酷い毎日でした。

でもその日は久し振りにキスをしてお互いの体を舐め合った。心底感じたんです。こういうことができる幸せって何事にも代えられないねって。挿れる挿れないじゃなくて温もりを確かめ合うみたいな。

ゴムはしたねwさすがに2人して笑いながら「しとこっかw」ってね。でもお互いに病気がないって分かってるし、安全なんだけどね~って笑い合いながら。

そしてちゃんと彼女とは付き合うことになり、彼氏彼女の関係になった。卒業して同棲生活が始まり、今でも2人で暮らしてる。周りからは「なんでお前があんな美人と付き合ってんだ?」とかよく言われます。だろうねっていつも思う。2人で地獄を見たから絆があるんですw

念のためにと、6月にまた検査を受けたんです。陰性でホントにホッとした。命をもらったような、そんな気持ちになった。だから仕事もめっちゃ頑張れたんですよね~

幸せな毎日過ぎて先輩の事はすっかり忘れてました。彼女から何度か話には出たけど、もう電話も繋がらないし、多分俺達には会いたくないんじゃないかなって喋ってた。

その先輩がまさか目の前にいるとはね。でも元気そうでよかった。めっちゃ気にしてるから先輩を店の隅に呼んで言ったんです。俺も彼女も陰性だったんすよって。そしたらいきなり泣き出しちゃってw

「ホントごめんな、ごめんな」って。それ見たら俺も泣き出しちゃって大変w「あれから彼女と付き合い始めて、今は同棲してるんすよ、だから遊びに来て下さいよ」「イイのかな」「全然wだってキューピットですから、先輩はw」「嫌なキューピットだったよな、ごめんな」

「1回だけ引っ叩いてもイイ?」

先輩と久し振りに会った彼女、ウチの玄関先でそう言って先輩を思いっ切り引っ叩いたw「はい、もうこれで終わりね」そういって笑顔で迎え入れてくれた。先輩また泣いちゃってたけどね。

その光景を斜め後ろから見ていたんだが、ちょっと映画みたいだったw相変わらず彼女は美人だし、あれ以来めっちゃピシっとしてる感じで凛々しい雰囲気があるから。

どうやら先輩も元気みたい。薬剤耐性とか気にする事はあるらしいが、今も昔と変わらず元気らしい。どうやらうつ病になって実家にこもっていたそうな。でもどうやらコロナ禍の間に復活し始めたと。

梅毒もそうだけど、性病ってなってみないとね、身近にいないからあんまり危機感がないっていうか。でもマジでHIVだけは忘れないでって思う。俺が言うのもなんだけど。

たかがセックスで人生が終わるなんて勿体ない。円光とか風俗とかリスクがホント高いと思うんです。俺が見た地獄の3ヶ月を想像してもらえれば・・・・・お節介ですがご用心くださいまし。

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