顔はカバ子だったが身体は本当に最高だった。自慢のGカップ美巨乳は勿論、痩せてるけど丸みのある曲線美も最高だった。しっとりとしたモチ肌の吸い付きも抜群で、肌を重ね合わせる事が気持良い。バックでは真っ白なお尻に手形が付くぐらい引っ叩く。髪を掴んで後ろに引っ張ると膣がキューキュー締め付けてくるエロさ。身体も柔らかいので正常位でも開脚するからパイパンマンコが卑猥だった。
会う度に、セックスする度に、カバ子にハマっていく自分がいた。こうなってくると彼女とのセックス自体も少なくなっていく。そして当然の結果だが、浮気してる事がバレてしまった。彼女は泣いてた。だけど今回だけは許すと言ってくれた。そのぐらい俺の事が好きだからと言ってくれた。なのに俺はそんな彼女を切り捨ててしまった。
周りは勿論反対したが、俺はカバ子を選んだ。顔を取るか身体を取るか、簡単に言えばこんな感じだった。そして俺はカバ子と結婚した。友達に自慢できるような可愛い嫁でもない。でも性欲に関しては文句の付けようもない最高な嫁だった。
毎朝フェラチオで起こしてくれる。出したい時はそのまま口内射精も悦んでさせてくれる。朝だろうが昼だろうが、言えばいつでも射精させてくれる。セックス中も我を忘れるぐらい夢中になれた。縛り上げて陵辱しまくり、バイブで何度も何度もイカせて遊んだりもした。挙げていけばいけばキリがないぐらい充実した夫婦生活だった。
でもそんな生活も2年目で終了を迎える。仕事が忙しくなり、性欲がどんどん低下していった。帰りも遅くなり、週末も駆り出されたりする日々。家で1人は暇過ぎると、カバ子は元いた会社に復帰した。
カバ子が復帰して1年後、職場に見知らぬ女性が尋ねてきた。働き始めて初めて受付に呼び出された俺。奥さんの事で話があると言われ、廊下奥のテーブルに案内した。手渡された封筒には、カバ子が男と一緒にいる写真が何枚も入っていた。
「彼は同じ職場の上司で私の夫です」
旦那が不倫していると知り、探偵に依頼して調べたらしい。ホテルに入る写真や、我が家へ入る写真まであった。俺がいない時間帯に男を連れ込んでいたらしい。衝撃的だったのはハメ撮り動画だった。
「音声に気をつけて下さい」忠告されなかったらマジでヤバかった。お馬鹿な旦那が撮ったらしきハメ撮りムービー。カバ子の絶叫が音量を絞っても聞こえてくる。
「職場に復帰されてすぐ不倫し始めたようです」奥さんは怒りを堪えながら俺に教えてくれた。我が家もそうだが、奥さんも自宅を不倫に使われていたらしい。しかも子供が2人もいるという。離婚を選ぶか迷っているみたいだった。
数日後、俺と奥さんはそれぞれ2人を呼び出した。状況が分からない2人はパニクってた。俺はもう離婚を前提に話し合うと決めていた。そんな俺の決断に背中を押されたのか、奥さんも覚悟を決めたみたいだった。慰謝料などでもモメたが、最終的にウチもアッチも離婚した。
6ヶ月後、その奥さんから連絡があり、2人が結婚したと報告された。キッチリ6ヶ月待って結婚したのかと少し笑えた。でも俺は脱力していたので興味もなかった。離婚後、荒んだ生活を送っていた。風呂に入らない日もあったし、周りの目を気にしなくなっていた。もうどうでも良い、そう思っていた。上司からも心配され、強制的に休暇も取らされたりした。
3日間部屋に篭っていた時、尋ねてきた人を見てびっくりした。超美人な元カノだった。カバ子を選んで捨てた俺を心配をして来てくれた。俺は泣いて謝った。この時多分初めて嘘偽りのない自分を曝け出せた気がする。許して欲しいとかそんな感情ではなく、ただただ自分が情けなくて堪らなかった。性欲に負けて真実が見えなくなった自分が。
元カノに誘われ、久し振りにボランティア活動に参加した。事情を知ってる人、知らない人、みんな同じ態度で違和感もなかった。有給を取って数日間ひたすら汗をかいた。元カノは既に結婚していたので、旦那さんと一緒に来ていた。そんな2人とも一緒に汗を流した。それから毎週末はボランティアに参加するようになった。ゆっくりゆっくり心が洗い流されていくようだった。
全ては元カノのお陰だった。裏切って捨てた男にも救いの手を差し出してくれた。いつか恩返しがしたいと思っているが、少し前にこんな事を言われた。「アタシは今幸せだから、困ってる人を助けてあげて」だから今でも毎週末はボランティア活動に精を出している。
特にバッピーエンドでもバッドエンドでもなく、暇な終わり方で申し訳ない。ずっと誰にも言えず悶々としてたので、吐き出させてもらいました。ではこれにて終わります。
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