「する?」
舌を絡ませあってた時、不意にそう尋ねてきた。
一瞬「何を?」と思ったが、次の瞬間思わず「マジで?」と口にしてた。
ミユはポーチからゴムを取り出し、「んふふw」という変な笑いを見せながらチンコにゴムを被せ始めた。
ミユを押し倒して正常位で挿入した。
不思議な気分だった。
ミユは風俗嬢だと分かってる。
でも下でキスを強請ったり抱き付いてくる姿は、まるで彼女のような錯覚を覚える。
こんなにも我を忘れて楽しむセックスは初めてだった。
俺のせいで元カノは騎乗位すら嫌がってたから、ミユが腰をグラインドさせながら喘ぐ姿は感動的だった。
「イッちゃう!イイ?イッてもイイ?」
ミユは騎乗位で腰を振りまくりながらイク。
バックでは深く突いてと言わんばかりにケツを突き出して悶絶。
ここでもマニュアルが超役に立ち、挿入してからもミユハイキまくりだった。
帰り間際に「元カノの呪縛は解かれた?」と質問された。
改めて考えるとほんとに吹き飛んでた。
だから素直に「ありがとう」ってお礼を伝えた。
ミユは「どういたしましてw」と優しくハグしてくれた。
その後2回か3回ミユをラストで指名してはセックスを繰り返してた。
風俗嬢なのに会うと彼女みたいな錯覚になる。
ミユも客として接客してるような態度ではなくなってたから。
プライベートな話もかなりするようになっちゃってたし。
その日、ピロートークしてる時だった。
なぜ風俗で働き出したのかっていう話をしてくれた。
実は裕福な家庭なので小遣いに困っているという事ではない。
お小遣いは言えばパパがあれこれ言いながらもくれるぐらい恵まれた家庭。
小中高と名門私立に通っていて、そのまま大学へ進学した。
大学生になって初めて彼氏ができたが、親に反対されてズルズルと破局。
隠れてまた新しい彼氏を作ったが、バレてまた破局を繰り返す。
良い子を演じなきゃと言うストレスで、ミユの精神に異変が起き始める。
普段とは間逆な自分を曝け出す事に悦びを感じ始めたとか何とか。
キャバクラはお酒を飲むのでダメ。
円光は怖いからもっとダメ。
そこで風俗に辿り着き、その日だけは堕ちた女になりきる。
それによってストレスが解消される。
だけどこんな生活をしていたらダメだと自覚はしている。
そう思ってしばらく普通の生活をしているが、イライラが止まらなくなって精神的にヤバくなり、結局また出勤してしまうって。
そんな話をされても・・・と思いながら「そっかぁ」「うんうん」と聞いてあげてた。
ヘタしたら変に依存されちゃうかもっていう恐怖があったからね。
でも俺の変な期待はすっきりと裏切られた。
俺とセックスするようになり、これでストレスが発散できると感じたという。
だから出勤しないでもセックスしてたらイイみたいな。
突拍子もない話に俺は混乱した。
それに気が付いたのか「彼女にとかそんな話じゃないよw」と叩かれた。
「今彼女いないんでしょ?だったらアタシで発散するのはダメ?」
「付き合うとかじゃなくって、そってセフレとかそういう意味で?」
「うん、まぁ~そんな感じかなぁw」
「イイの?マジでイイの?」
「だってぇ~それってお互いの理に適ってるでしょ」
願ったり叶ったりの提案に俺は混乱しまくってた。
「すぐに返事しないでもイイよ、考えておいてね」
そういってミユは着替え始めた。
俺は素直な気持ちを最後にぶつけておいた。
「こんな最高の話を断るわけがない、でも混乱してる」って。
「ヤクザとか怖い人達が出てきて・・・って話じゃないよね?w」
「当たり前でしょw」
そうは言われても怖い気持ちは拭えなかった。
でもこんなチャンスはそうあるもんじゃない。
2日後にメールで「お願いします」と返事しておくと、1つだけ条件があるというメールが来てちょっとビクビクした。
「いっしょにHIVの検査して欲しい」
これがミユからの条件だった。
実は俺は1年前に会社の検診で、個人的にHIVの検査はしていた。
でもその後に風俗遊びをしている。
怖さもあったが検査する事を約束した。
性交後3ヶ月しないと曖昧になるとかそんな話をされ、その日から3か月後に一緒に検査しに行く約束をした。
それから3ヶ月はオナニーだけで乗り切ったw
平日に午後休をもらって、ミユと二人で保健所へ行った。
事前に予約していたので、割りとスムーズに検査できた。
2度目の検査だったがやっぱり緊張する。
ミユはもっと緊張していて、そこで本音も聞けた。
働き出してからずっと検査しなきゃと思っていたらしい。
でも怖くて勇気が出なかった。
だから俺を誘ったわけw
その気持も分からんでもなかった。
コメント
2013年の話か〜この後どうなったんだろ
コロナで風俗とか行かなくなったけど、こういう話見るとまた行きたくなるなぁ