コロナ禍の間に同僚2人が密かに結婚した。密かってのも変だけど、あんな状況だったからね。普通の結婚式とかムリなので、互いの家族だけでひっそり結婚式を挙げてた。
その1人が3つ年下の後輩なんだが、コイツがめっちゃ性格が悪いヤツでさ。見た目は俳優の塚本高史って人によく似てて、だから社内でも女子軍団からは高評価。
昔から女子にチヤホヤされてきたからなのか、自然と見下すクセがあるんです。例えば20代とか30代でハゲちゃってる人とか、太っててモテない人とかに対して。
プライドがやけに高いから、仕事でも「やれやれ・・・・」的な事もしばしば。指摘しても相手のせいにしちゃったりするからタチが悪いんです。なんで俺が悪いんですか?ぐらいの強気。
そんなんだから周りから一定の距離を取られているんだが、彼自身は全く気が付いていない。むしろ同僚に好かれている男ぐらいに思っている。そんな同僚から「久し振りに飲みにいきましょうよ~」と誘われたのは、この第七波が少し落ち着き始めた頃。
同僚たち4人で飲みに行き、流れでヤツの家にお邪魔することに。しかもなぜか俺だけ。早いんだ、逃げ足が。気が付いたら同僚2人は「じゃっ、お先に!」とか言って帰っちゃうし。酔っ払って「行きましょ~よぉ~~~」とか腕にしがみついてくる後輩。送り届けて帰る予定でした。
でもやっぱり玄関先では帰れず、軽く一杯だけ付き合う形に。出迎えてくれた奥さんはキレイな子で、でも見るからに不機嫌だった。なんせ子供もいるので、うるせーんだよ!ぐらいな顔。
この後輩は3年前にデキ婚する予定だったのが、ズルズル伸びて、コロナにもなって延期になって、やっと結婚式を挙げた男。あぁ~そうか・・・子供いるんだった・・・・と思い出して溜息。
それにしても奥さんめっちゃキレてる。俺にもw「早く帰ってくれ」という態度出まくり。何故かそれが妙にムカついてね。俺だって好きで来たんじゃねーんだよ!ってさ。
後輩がベロンベロンになってきたので、そろそろ帰ろうと思ってトイレに行った。出てくると目の前に後輩嫁が腰に手をやって仁王立ち。「ねぇーなんなの?」めっちゃキレててちょい焦った。
「いや、そろそろ帰りますけど?」
「そーじゃなくて、はぁ・・・最悪・・・覚えてないの?」
「え?何が?」
「はぁ・・・・」
深い溜息のあとに説明された。俺が大学2年の時に合コンでお持ち帰りしたギャルだったのです。ギャルメイクって事もなかったが、髪型も化粧も変わってたので全く気が付かなかった。
でも彼女は後輩が俺と同じ部署に来てからすぐに気が付いてたらしい。忘年会だかの写真見てすぐ気が付いたって。まぁ~確かに俺はあの頃と体重も髪型もほぼ同じだしなw
後輩嫁はちょいムチッとした巨乳に変貌。あの時のギャルはめっちゃ細いスレンダーギャルだったからね。その指摘にもちょいイラッとしてたみたいw
「なんで家に来るわけ?信じられないんだけど」
「だって俺ぜんぜん知らなかったしさ、しょうがねーじゃん」
「マジでムカつくんだけど」
「確かにな・・・・俺のチンコでめっちゃイキまくってた淫乱女だとバレたら最悪だしなw」
キッと睨まれました。でもそうなんです。ちなみに彼女は俺の2つ年下。後輩の1つ姉さん女房ってわけ。そんな彼女もあの時はまだウブでさ。ギャルだけどまだ生育途中みたいな感じだった。
メイクのせいもあるけど、つーか態度から見てもSっぽい。でも実はドMなのです。
「あぁ~なんか思い出してきたぞw」
「何よ・・・」
「ホテル行く前に非常階段でしゃぶらせたんだよなw」
「ちょっ!変なこと言わないでよ!」
「超興奮してたじゃん、お前w」
「うるさいっ!もういい加減帰ってよ!」
「帰るよ?帰るけどさ~しゃぶっとく?」
「はぁ?そんなわけないでしょ!」
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