俺にとって夢のような時間が去年終りを迎えました。
かれこれ3年半ほど前、上司から2年間の出向を言い渡され、新婚で子供が産まれたばかりだった俺は寂しく単身赴任になりました。
嫁も一緒に来てくれるかと少しは期待したものです。
でも出向を告げると、第一声は「アタシ行かないよ」でした。
その後淡々と「行かない理由」を告げられ、ただただ呆然とした記憶があります。
当たり前なんですけどね、状況が状況でしたから。
出向先は新たに吸収したベンチャーだったので、社員も若く活気がありました。
8畳と6畳の二間あるアパートには、しばらくの間は寝に帰るだけの生活。
半年ほどしてやっと仕事が落ち着いたぐらい多忙でした。
やっと落ち着いたある日、気が緩んだのか風邪でダウン。
看病してくれる人間もいないので、それはそれは寂しい時間でした。
だけどこの風邪がその後の単身赴任を大きく変えていく事になりました。
高熱が落ち着き出した2日目の昼過ぎ。
38度ちょっとだったのでグダァ~っとしながらウトウトしてました。
するとどこからか怪しい声が聞こえてきたんです。
初めは高熱による幻聴かなと思いました。
でも起き上がって耳を澄ますと、確実にはっきりと聞こえてきます。
どう聞いてもその声は「喘ぎ声」でした。
でもその声はほんの数十秒だけで終わりました。
どこから聞こえたのか、とにかく探したくなった。
まずは静かに窓を開けて外の音を聞きました。
でもシーンとしていて喘ぎ声なんて全く聞こえてこない。
とすると同じアパート内かと思い、壁に耳を押し当てました。
30前後のサラリーマンが住んでる側は当然のように無音。
この時点でちょっとガッカリでした。
なんせ反対側の隣には誰も住んでいないから。
だから両隣からの声じゃないという事になる。
どこからか聞こえたのかなぁ~とガッカリしていると、また聞こえたんです。
その声は誰も住んでいないと思っていたお隣からでした。
高熱も忘れて思わず壁に耳を付けて聞き入っちゃいました。
明らかにエロい喘ぎ声が聞こえる。
「んあっ!あっ!あぁぁっ!」みたいな喘ぎ声。
でもやっぱりまたすぐに聞こえなくなりました。
隣は角部屋で引っ越してきてから1度も生活音を聞いていない。
引っ越しの挨拶に何度も行ったけど、誰も反応してくれなかった。
だから俺はてっきり誰も住んでいないんだと思っていたんです。
もしかしたら生活のリズムが俺と真逆なのかもしれない。
平日の昼間に家にいる事が初めてだったので、ずっとすれ違いだったのかも。
そう思いながら壁に耳を密着させ続けた。
でもその後エロい喘ぎ声を聞く事ができなかった。
喘ぎ声が聞こえて2時間ぐらいした頃でした。
コンビニで飲み物と食べ物を買い込んで帰ってきた時でした。
玄関の扉にカギをさしてた時、あの声が聞こえてきた隣の扉が開いたんです。
「うへっ!!」と焦った俺はカギを落としました。
そしてそれを拾って顔を上げた時、隣から人が2人出てきたんです。
「あら、お隣さん?こんにちわぁ~」
にこやかに声を掛けてきたのは、30代後半と思しき女性でした。
「あっ!こんにちは、初めまして、ご挨拶できなくてスミマセンでした」
「え、イイのよぉ~だって住んでないんですからw」
「そうなんですか?」
「うん、そうよ、ちょっと倉庫代わりに使ってるの」
背後の女性もニコヤカで、2人とも妙に艶っぽい印象だった。
倉庫代わりに使ってる・・・?
じゃ~さっき聞いた喘ぎ声はいったい・・・?
お隣じゃなくて階下から聞こえたのか・・・?
不思議でしたが答えが見つかるわけもありません。
腑に落ちないままその後は忘れていきました。
そんな出来事から3週間ほどした日曜日でした。
シャーッシャーッという音に目が覚め、時計を見ると10時過ぎ。
なんだろうと思い玄関を開けると、廊下をホウキではいている女性がいた。
振り返ったその女性は以前ニコヤカに挨拶をしてきたお隣さんだった。
廊下を掃除しているのを目撃し、それをシカトできるほど肝は座ってない。
「手伝いましょうか」と尋ねると「あら、そう?」と言われたw
軽く着替えてから俺も廊下の掃除を手伝った。
この時この女性がアパートのオーナーの奥さんだと知った。
だから隣と自由に使ってたのかと思った。
にしてもこの奥さん、ど~見てもお色気ムンムンでエロいオーラが出まくり。
オッパイも大きくてムチムチしてて超エロい。
少し前屈みになると、オッパイが見えるんじゃないかと期待してしまう。
まるで俺に魅せつけるかのように屈むから、自然と巨乳に目を奪われてた。
掃除が終わったが、そのまま帰るのも味気ない。
そこで「お茶でもどうですか」と社交辞令でお誘いしたんです。
そしたらなんと「あら、そうですか?」と乗ってきちゃいまして。
「コーヒーで良ければ」と部屋に誘いました。
基本的に俺は綺麗好きなので、部屋は男の一人暮らしとは思えないほど綺麗w
掃除が好きだから自然と綺麗になるだけなんだけど。
玄関を入ってすぐの6畳間にキッチンがあって椅子とテーブルが置いてある。
そこに座らせてコーヒを出した。
いくらなんでも奥の生活感丸出しの部屋には連れ込めない。
他愛もない世間話を30分ぐらいした。
単身赴任中な事とか、子供の事とか、会社の事とか。
その日の夕方過ぎ、確か19時頃だったかと思う。
スーパーで買って来たお惣菜で酒を飲んでると、オーナー奥さんがやって来た。
お昼のお礼と言われ、タッパに入ったオカズが数種類。
それとなぜか前回俺も会ったもう一人の女性もいた。
「あぁ~ちょうど飲んでたんですよ、どうも有り難う御座います」
「あら、お一人で?」
「えぇ、まぁw」
帰ろうとしないその空気・・・思わず「一緒にどうですか?」と社交辞令。
すると2人は凄い嬉しそうに「イイんですかぁ?!」とノリノリ。
内心「マジか・・・」と思いつつ、「どうぞどうぞ」と招き入れた。
そしてなぜか熟女2人と飲むハメになっていった。
一人は先にも書いたオーナーの奥さん。
正確な年齢は教えてくれなかったが、恐らく30代後半だったと思う。
旦那さんが50代って言ってて、ちょっした年の差婚。
面倒なので名前を付けておきます。
オーナーの奥さんをマナさんとします。
そしてもう一人の熟女さんをカナさんという事に。
別に双子の「マナカナ」に似てるわけではありませんw
カナさんは近所に住むお友達らしい。
マナさんより少し年下だと言っていたので、恐らく30代半ば。
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