あれは忘れもしない高1の10月。
テスト前で友達の家にノート写しに行った帰りの話です。
確か15時過ぎだったと思うが、尿意をおぼえスーパーに寄り道しました。
来た事も無いスーパーだったからウロウロしてたんだけど、その時偶然にも万引きしてる人を目撃しました。
手提げバッグにお菓子を入れる瞬間を、もう1Mぐらいの距離で目撃したんです。
すぐに目線はその人の顔にいくわけですが、なんとその人は普通の女の人。
多分20代後半ぐらいだったと思う。
セミロングの髪にジーパンとTシャツっていうラフな格好。
完全に俺と目が合って、相手もかなりビックリしてたみたい。
なんていうかな、バサッ・・ササッ・・みたいな素早い動きをしてた。
ウブだった俺は「ヤバいもん見ちゃった」と焦り、慌ててその場を立ち去りました。
尿意も限界だった俺は店員に「トイレどこですか?」って聞いたんです。
「その奥を・・・」と説明されてた時、急に後ろから腕を掴まれました。
なんじゃ!とビクつきながら振り返ると、さっき万引きしてた女の人です。
後で分かったんですが、俺が店員にチクってると思ったみたい。
店員も怪訝な顔してたけど、俺はその女にグイグイ引っ張られていきました。
棚を曲がって店員から見えなくなった瞬間、女が振り返り「お願い!言わないで!」と言い出しました。
完全に勘違いされてるので「はぁ??」と思わず言った俺に、「お願い!ね?お願い!」と両腕を掴んできます。
「ちょっ!痛いし、言わないですよ。俺トイレ行きたいから」
「だめ!おねがいだから!ね?」
「マジでトイレ行きたいんですけど」
「トイレならそこの公園にもあるから」
「いや、だって店のトイレ借りればイイし」
こんな変な言い合いをしてたんで、やっぱり周りにいるお客さんの目に止まります。
それを気にした女は、「こっちだから、すぐそこだし」と俺を引っ張っていきました。
とりあえずトイレに行ければイイかと素直に付いて行くと、横の出口から出て店の裏にある公園に連れて行かれたんです。
「あそこトイレだから」
軽くダッシュ気味でトイレに入りました。
スッキリして出てくると、女がまだ出てすぐのとこに立ってます。
マジでフザけんなよ・・・と思いながら、俺はシカトしようとしたんです。
そしたらまた腕を掴まれて「お願いだから言わないで」とまた始まりました。
「言わないよ、もう俺帰るし」と何度も言っても信用してくれません。
しまいには「アタシ結婚してて、この事がバレたら離婚されちゃう」とか「よかったらお茶飲む?」とかわけのわからん状態になっていました。
必死に訴えてくるからちょっと怖かったけど、よく見て見れば悪く無い顔をした人妻です。
だから思わず「なんであんな事してんの?」と同情してしまいました。
自分でもよく分からないけど、手が勝手に動くとかストレスがとか言い出す人妻。
変な奴に捕まった・・・と思いながら帰るタイミングを見計らっていました。
会話が途切れた瞬間、「じゃ俺・・もう帰るんで・・」と横をすり抜けようとしたらまた腕を掴まれました。
「ね?こっちきて?お願い、こっちきて?」
腕を引っ張られて連れ込まれたのは、さっき入った男子便所です。
「ちょっと!何すんだよ!おい!」と言いながら抵抗する俺を、必死に引っ張りこもうとするんです。
マンガとかTVだとそうは思いませんが、実際にこんな事をされるとマジで怖いっすよ。
振りほどこうとしても相手も必死だし、腕がすげぇ~痛くもなるし。
入口には扉もない公衆便所ですから、その入り口でちょっとした小競り合い。
「ちょっとマジで落ち着いてよ、イイから落ち着いてよ」
「分かってる。分かってるから・・・ね?お願い」
「何が分かってるんだよ、マジでヤメてくれってば」
「まだ若いからスグ出るでしょ?」
「はぁ?何言ってんの?」
「何でもするから、だから・・ね?」
まぁ~こんな感じのやり取りをしてたわけですが、途中に言われた「何でもする」でピンときました。
これはAVみたいな状況なんじゃないかと。もしかしたらここでいきなり童貞を卒業しちゃうんじゃないかと。
そう思った瞬間、体の力が抜けました。んでそのまま人妻に1つしかない個室に連れて行かれました。
もうここからは完全にスローモーションのようで一瞬の出来事。
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