今住んでるアパートに引っ越してきて5ヵ月ぐらい経ちました。
2階建ての木造アパートで、4つの世帯が住む小さなアパートです。
駅からそんなに遠くは無いけど古いから安いわけで、どうせ寝るだけだしと思って引っ越してきました。
上には同棲している大学生とおばちゃん、隣には明らかに2人とも昔はヤンキーだったんだろうなって若い夫婦。
子供は小学生になっているようで、喧嘩が始まるとかなりウルサイ家庭です。
挨拶に行った時ヤンママを見ましたが、ノーメイクっぽいのに結構美人系でした。
でも眉毛は細過ぎだし黒いスエットの上下という姿は、ぶっちゃけ「うわぁ・・・」って感じでした。
仕事の都合で俺は平日に休みがあり、彼女もいない俺は休みはいつもパチンコやスロットに行ってました。
近所に3店舗あって、休みはそのどこかの店に行ってる感じです。
2ヵ月ぐらい前もいつも通り朝っぱらからパチンコ屋に行ってました。
朝からツキまくりで昼には20箱ぐらい出てたんです。
余裕カマして昼飯を食べ、戻ってみるとなんと隣に座っていたのは隣に住むヤンママでした。
煙草を咥えてイライラしたような態度で打ってました。
シカトするのも変なので「どうも」と声を掛けました。
一瞬「あぁ?」みたいな顔をしたけど、俺だと気が付きニコヤカに挨拶。
別に喋る事もないので黙々と打ってたんですが、どうにも隣が気になるわけです。
見る見るうちにお金を吸いこんでいくし、もう最低2万は使って当たり無し。
可哀想になったんで「出てるからどうぞ」って1箱あげました。
それでも出ずにもう1箱あげ、さらにお金を使っていて、聞けば4万円負けているというんです。
貧乏なくせにアホだなと内心呆れていました。
ヤンママは生活が懸っているみたいで、完璧アツくなりまくりでした。
18時頃には俺は30箱ぐらい出てて、ヤンママは5万の負け。
「先に帰るんで頑張ってね」と換金して歩いていると、後ろからヤンママが追い掛けてきました。
同じアパートだからな・・・と思いながらパチンコの話をしていると、アパートが目前に迫ってきた時言われました。
「絶対返しますからお金貸してくれませんか」って。
なぁ~に言ってんだって思いながらも、しおらしい態度に負けて貸す事にしたんです。
でも路上でお金を渡すわけにもいかず、とりあえず玄関に入ってもらいました。
「いくら貸したらイイ?」
「できれば・・・3万ぐらい・・・」
「隣だからアレですけど・・・」
と3万円貸しました。
ペコペコと頭を下げながらお礼を言われ、ヤンママは帰っていきました。
返ってくるのか心配でしたが、予想に反して3日後に返ってきました。
扉の郵便受けに封筒があって、ちゃんと3万円とお礼の手紙が入っていました。
それで次の週になりまたパチンコ屋でヤンママと会い、また負けまくってる時に遭遇したんです。
話してみると結構可愛い感じなので、またしてもそこで2万円貸してしまいました。
それでまた次の週にパチンコ屋で会い、頼まれて3万貸しました。
5万円貸しましたが、どうにも返済できる様子ではありません。
どうせパチンコで勝ったお金だし・・と諦めていました。
そしたらなんと、その2日後の夜ヤンママが訪ねてきたんです。
俺が仕事から帰ってきた音を聞いたんだと思います。
家に入ってスグにインターフォンが鳴り、出てみるとヤンママが申し訳なさそうに立っていました。
またお金を貸して欲しい・・3万で良いから貸して下さい・・と。
またパチンコで負けたのか?と聞いたら、キャッシングの返済期限が明日までで、払い込まないと旦那にバレるというんです。
玄関先で話す内容でも無いので、とりあえず中に入ってもらいました。
パチンコで負けてお金を借りているのは秘密だそうです。
俺からの借金では追いつかず、アコムで借りちゃったらしい。
最悪なのは、携帯代も止められてて二進も三進もいかないというんです。
もう5万も貸してるから合計8万になるので、俺も少し悩みました。
独身の俺は別にお金に困ってるわけでもないので、貸すお金ぐらいは余裕であります。
でもこのヤンママに貸すってのは捨てるようなもんですからねぇ。
俺が躊躇していると、TVドラマみたいな事を言い出しました。
「なんでもしますから・・・お願いします」
もう土下座です。目の前でヤンママが土下座して頼み込んできたんです。
なんかその姿にキュンとしたというか、ムラムラしてしまいました。
見た目が気の強そうなヤンキーなのに、その時は気の弱そうな女の子になっていたんで。
「何でもするの?」
「はい・・」
「ホントに?」
「子供産んでるけど・・イイですか?」
もう話は分かっているようで、勝手にそんな事を言ってきました。
「じゃとりあえず3万貸すね、だから今ここで舐めてくれる?」
「はいっ!有難う御座います」
財布から3万を抜き、テーブルの上に起きました。
ヤンママは目の前に正座したままだったので、自分でベルトを外しました。
「ちょっと・・やってくれる?」
「あっ・・はいっ・・」
つづく
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