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バスガイドのお姉さん①

もう時効だと思うんで書いちゃいます。
10年以上前の俺が高校生だった頃の話。
高2の時、遠足でバスに乗った。遠足じゃ無かったかな・・・見学かもしれない。
その時のバスガイドさんが凄いキレイな人でさ。
共学だったんだけど、女の子までいっしょに写真撮ってたぐらいキレイな人だった。
だから初めから終わりまで大盛り上がりだった。

別にそこで出会いが・・・なんてうまくはいかないわけで、その後は普通の生活に。
その頃の俺や友達は、高校の最寄り駅近くのパチンコ屋によく入り浸ってた。
夕方になると先生が来るから、来る前だったら余裕だったんだよね。

大雨が降ってたある日、もうこのまま朝から並んじゃう?って事で、朝からパチ屋へ行った。
高校生だって店にもバレバレだったけど、チンピラ風の店員には好かれていた俺。
コソッと設定6のスロット台を教えてもらって朝から出まくってた。
関係ない話に脱線するが、教えてもらった時はコッソリマージンをあげるのが常だった。
いつも折半する感じで、10万勝っても5万勝ちってヤツ。

朝から出まくってたから夢中でやってた。
気が付いたら隣に女の人が座ってて、その人は全然ダメ。
可哀想だな~と思って見てみたら、なんとあのキレイなバスガイドさんだった。

「あれ?バスガイドさんじゃん?」

「えっ・・・?あぁ~・・・!何してんの?こんなとこで!」

偶然だと思うけど、俺の事を覚えていたらしかった。
やりながら話してると、もうその時点で4万ぐらい使ってたみたい。
だからもうヤメときなって言って、俺がヤメたらこの台を打ちなよって教えた。
ガイドさんは半信半疑だったけど、負け分がデカいからヤメたら即移動してきた。

その日は俺は帰ったんだけど、数日後にまたパチ屋でガイドさんに出会った。

「この前の台勝ったよ!ありがとっ!」

コーヒーもらって何となく話すようになり、それ以来会えば会話する仲になった。
これに目を付けたのが、俺に設定を教えてくれた店員さん。

「お前の知り合い?」

「まぁ~そんなとこですかね」

「紹介しろよ~設定教えるからよぉ~」

お姉さんに事情を話し、次の日の朝から2人で高設定を打った。
当然2人とも10万コースで、ガイドさんは上機嫌だった。
そんな事を2回やって、店員と3人で飲みに行こうって約束をした。
ガイドさんもノリノリで、アタシが奢るから!って言ってた。

4回か5回教えてもらってかなり稼いだある日、3人で居酒屋へ行った。
店員はもちろんガイドさん狙いで、俺は邪魔者扱いだった。
でもガイドさんが俺にベッタリだったから、帰れとも言えなかったみたい。
かなり呑んで上機嫌のままカラオケに流れた。

店員の兄ちゃんがトイレに行くと言って、俺が呼ばれた。

「そろそろお前気を使えよ」

「はぁ・・・じゃ~もうちょいしたら帰りますわ」

こんな話をしてたら、いきなり後ろからドスの効いた声。
なんとパチ屋の他の店員、しかも幹部の人達が兄ちゃんに声を掛けてきたんですよ。
いっしょに飲んでるとこみられたら俺もヤバいから、俺は背中を向けたまま他の部屋へ避難した。
俺には興味が無いらしく、兄ちゃんに「お前もいっしょに来いよ」と誘っている。
「分かりました。すぐ行きますから。・・・はい・・・分かりました。」と凄いペコペコ姿勢。
声がしなくなってから急いで部屋に戻ると、兄ちゃんが戻ってきてた。

「やべぇ~よ・・・俺行かなきゃだわ。ゴメンな、また今度飲みましょ」

ガイドさんは能天気に「はぁ~い!まったねぇ~~~」と(笑)
恨めしそうに部屋を出て行ったので、俺はガイドさんと2人で飲んで歌って騒ぎまくった。

帰る頃になって一気に酔いが回ったんだろうね。
ガイドさんは1人じゃフラフラして歩けない状態になってた。

「ガイドさん・・・・大丈夫?帰れる?」

「ガイドさんじゃないでしょ!由紀子でしょ!」

「はぁ・・・じゃ、由紀子さん、大丈夫?」

「大丈夫じゃない!早く送ってって!」

聞いたら隣の駅らしいので、タクシーに乗せて家まで連れて行った。
辿り着いたのは普通の2階建てのアパート。
2階の一番奥に住んでいて、部屋に入ると酷く殺風景な部屋だった。
まだ段ボールもあって、引っ越してきて間もないみたいな。

抱えるようにしてベッドへ運び、ムラムラした気持ちをおさえて帰ろうと思った。
だけどまぁ~当然だけど我慢なんて無理(笑)
だって横になりながら上着脱ぎ始めて、パンツが見えそうなぐらいスカートも捲れてたし。

つづく

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