卒業して初めて高2のクラス会に行った。
今まで参加しなかった理由、それは当時付き合ってた女がいたから。
俺の一目惚れから始まり、何度も告って付き合った元カノ。
卒業して大学生になって、10月に突然フラれた。
恥ずかしい話だけど、俺は結婚も考えて付き合ってた。
まぁそのぐらい惚れてたってわけです。
アリサは俺とは不釣り合いなほど可愛らしい見た目だった。
それもそのはず、アリサはコロンビアと日本のハーフだった。
厳密に言うとコロンビアの血が入ったアメリカ人の父親と日本人の母親。
目鼻立ちがはっきりとした美形で、スタイルもやっぱり最高級。
ラテンの血が入ってるせいか、セックスにも超貪欲でエロかった。
とにかく見た目も全てが大好きだったんです。
そんな俺に「好きな人ができたから」と電話で言ってきたアリサ。
数日前の週末もラブホでヤリまくってた俺としてはホント唖然としたよ。
当然諦めきれない俺はまずメールを何通も送るわな。
初めは返事が返ってきてたけど、遂にはシカトですわ。
だから我慢できなくなって電話ですわ。
そしたらもう既に着信拒否。
諦め切れない俺は何度も自宅へ行こうか悩みましたよ。
でもそれをやったらダメだと思ってたんで、我慢に我慢を重ねました。
フラれた俺を慰めようと、友達が合コンやりまくってくれた。
でもアリサを忘れる事ができず、結局卒業してもずっと忘れられずにいた。
だからもっぱら性欲処理は風俗。
そんなわけでずっと誘われてたクラス会はお断りしてた。
友達からアリサも来てて会いたがってたぜぇ~とか言われたりもしてたので、誘われるたびにどうしようか悩んでいたのは事実。
でもやっと俺にも彼女ができて、スッキリとアリサを忘れる事ができた。
だから初参加したわけです。
緊張しまくりだった俺とは正反対で、アリサは「久し振りぃ~~っ!元気だったぁ??」と昔と同じ態度だった。
相変わらずの可愛さで、大人の色気まで凄い事になってた。
話によるとお金持ってるイケメンの彼氏がいるとの事。
俺が近くにいるのに、女友達とその彼氏の話とかデカい声でしてた。
内心「チッ」と思っていたが、もう吹っ切れていたので感情の昂ぶりは無かった。
金曜だったので1次会の後は当然の流れで2次会へ。
3次会へもほとんど全員が流れていった。
既にほとんどが酔っ払ってる状態。
そこにアリサもいて、かなり酔ってるように見えた。
ちなみに俺は全く酔ってなかった。
何の取り柄もない俺だが、実はかなりの酒豪。
日本酒や焼酎を一升飲んでも酔わない。
ショットグラスでテキーラ42杯飲んでも大丈夫だったぐらいw
3次会の店で俺は酔っ払ったアリサをチラチラ見てた。
女友達だけじゃなく男にまでベタベタしてたから。
アリサの事を好きだったクラスメイトは何人もいたから、自然とアリサの周りには男が溢れかえってる状態だった。
その代わり俺らの周りには女の子が多かったんだけどね。
そんな俺に目の前に座ってた女が気が付いた。
「やっぱ気になる?元カレとしてはw」
「いやぁ~アイツっていつもあんな感じ?」
「超ヤバくない?いつも誰かに送らせてるみたいだし」
「マジ?」
「だってAなんてホテルに連れ込んだって言ってたわよw」
「マジで??」
「寝てて覚えてないってアリサは言ってたけどね」
そんな話から昔の事をちょろちょろ思い出してきた。
そういえば俺にチクってるこの女、ホテルに連れ込んだっていうAに惚れてた気がする。
その子がトレイに立った時友達に確認すると、やっぱりそうだった。
戻ってきたその女とアリサの酒癖の話をしてた。
すると他から移動してきた女も加わり、俺はどん底に落とされる話を聞かされた。
アリサと付き合い出した高3の時、アリサには他にも男がいたという話。
相手は合コンで出会った大学生。
その合コンにアリサを誘った張本人からの衝撃告白だった。
確かに・・・思い出せば変な事がたくさんあった。
声が聞きたくなって23時頃とか電話すると出なくて、決まって朝にメールがきてた。
「ゴメン~!寝てた」っていうメール。
アリサは早寝で23時過ぎにはいつも寝てるっていう印象だったし。
多分夜な夜なその大学生と遊びに出掛けてたんだろうね。
週末もそう。
土曜日は自営業の父親の手伝いをするから会えないのが恒例だった。
それでいつも疲れちゃったからと言われ、電話しないでねアピールをされてた。
日曜日に会う場合は、夕方までには全てメールとかで決めちゃってたしね。
思い出せば出すほどそういう事ばっかり。
周りに人がいたから平静を保ってたが、ぶっちゃけ「うわぁぁぁーっっ!!!!」って叫びながら頭を抱えて走り去りたかったw
「へぇ~そうなんだぁw」って余裕カマすの大変だった。
そんな俺を見て女どもはアリサの秘密を暴露しまくる。
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