競馬に狂ってた同僚がいた。
知り合った当初から週末は競馬場通いだった。
給料を全て競馬で使っちゃぅほど負け込んでたが、稀に勝つ事もあったらしい。
典型的な破滅型でして、勝った時はそれで豪遊しちゃう男。
呼ばれて行ってみると全部奢りで、キャバクラも数軒はハシゴしちゃう。
自分の分は払うからって言っても全く聞く耳を持たない。
ホント破滅型。
就職して4年目の6月、コイツが金を貸してくれと言ってきた。
知ってました。
年末年始辺りに金が無くなり、消費者金融で借り始めてた事を。
G1だけは外せない！とか言ってて、借りては使っての繰り返しだった。
給料はそのまま借金返済で消えていく状態になってたのも知ってた。
だから俺も先輩もみんな忠告してたのに、それでもコイツはヤメれなかった。
最終的に首が回らなくなり、俺に借金を申し出てきたわけ。
でもこのバカの凄いところは、借りた金でまた勝負するというところ。
ちゃんと貯金してた俺には、5万なんて別に苦でもなかった。
だけどそれを持ってまた勝負にって聞いたら貸すわけにはいかない。
今度の安田記念はガチガチだから大丈夫なんだ！って言う事を聞かない。
競馬に使うなら絶対に貸さない、俺も引かなかった。
借金が無くなるまで競馬をヤメて、返済し終わったらまたヤレば良いだろ。
そういったのにそれは出来ないの一点張り。
最後には「俺の彼女貸すから」とまで言い出しやがった。
コイツの彼女とは何度も会ってた。
派遣の子で(その時はもう他の会社)、この馬鹿には勿体ないぐらい可愛い女の子。
小柄で華奢で大人しい性格の子。
貸すって言われても彼女が受け入れるわけねーだろ！と一喝した。
なのに「大丈夫だから」と何度も自信満々で言われ、彼女に会ってからという流れになった。
ぶっちゃけ断られると思ってたから余裕かましてた。
なのにどう説得したのか、彼女が了承したって連絡が。
土曜日の昼過ぎ、待ち合わせ場所へ行くと二人が待ってた。
彼女は俺の顔をほぼ見ることがなく、下ばかり見ながらソワソワしてた。
マジかよって思って俺まで緊張してきてた。
緊張してなかったのはギャンブル狂だけ。
ドトールで「今晩1日貸す」とか俺に説明しちゃって、彼女は黙って下を向いてた。
「ホントにイイの？大丈夫？」
彼女に俺は尋ねたけど、ハッキリしない返事。
ちょっと可哀想になってきたから、ヤルヤラないは別として貸す事にした。
明日の予想しなきゃというギャンブル狂は16時過ぎに1人で帰宅。
俺と彼女はリラックスする為に居酒屋で酒を呑む事にした。
彼女は立て続けに酒を煽り、少しほろ酔いになってからやっと喋ってくれた。
「アタシもお金借りてて・・・」
何でそうなるかなぁ～って溜息が出た。
競馬で借金する彼氏にお金を貸してたが、安い給料ではすぐに無くなる。
何を思ったのか彼女まで借金し始め、それを彼氏に渡してたんだってさ。
もう借金もできないし、給料日まで全然お金が無いって。
話を端折っていくけど、彼女がある程度酔ってきた時、可哀想だなっていう感情が消えて、逆にヤリまくりたい気持ちになっていった。
酔い始めてから彼女はずっと彼氏への愚痴を溢してた。
初めは競馬の事だったけど、途中からはセックスの話にも。
まぁ俺が誘導したからなんだが、とにかくどうしようもなく手抜きのセックスばかり。
前戯をしたくないからローターとかばかり使うし、それでいてフェラだけは要求してくる。
しかも30分以上は平気で舐めさせ、ツバをつけてすぐに挿れられる。
正常位で勝手に腰を振って5分ぐらいで勝手に射精。
「はぁ～～気持ち良かったぁ～」って口癖のように言い、すぐに競馬新聞を見始める。
付き合い始めて1回もイッた試しもなく、ぶっちゃけ欲求不満だって言ってた。
見た目からは想像できなかったが、彼女けっこうなエロ女だった。
高校時代に30代の妻子持ちと不倫してたせいか、セックスの良さを教えこまれたみたい。
その不倫相手とのセックスを聞いてる内に欲情しちゃってた。
彼女も数時間前とは違ってて、もう覚悟してるというか割り切ってる感じがした。
でも最後に1万要求された。
そうじゃなきゃ心の整理がつかないって。
5万は貸しただけだし、風俗行くようなもんだからイイかなって俺も思った。
21時ぐらいに店を出て、酒とか買い出しをしてウチへ。
無いかと思ってたけど掃除しといて良かった。
実は一人暮らしを始めて、初めての連れ込んだ女が彼女だった。
高校卒業して働き出し、何人かとはセックスはしてた。
だけどそれは酔いに任せた一夜限りの関係。
なのでちゃんと付き合った彼女がいなかった俺です。
その時も半年以上女体に触れておらず、近くに彼女がいるだけでチンコが反応する。
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