ちょっとした田舎町に中学生の頃まで住んでた。高校進学に合わせて引っ越した懐かしの村。そこに今年の夏少しだけ遊びに行ってきた。同級生達も村を出てるヤツが多くて、かなり寂れた村になってた。
そこでずっと気になってた場所にも行ってきた。でも残念な事に塀で括られていて敷地内へ入る事ができなかった。昔そこは廃車置場になってた。スクラップにしたり、なぜか放置してたりする。俺がそこを知ったのは中2の春だった。
友達と山に入ってて、偶然裏手からその廃車置場に入った。獣道っぽくなってたので、以前そこを歩いてたんだと思う。やっと辿り着いたぜぇ~と入って行くと、遠くで変な音が聞こえた。一緒だった友達と互いに顔を見合わせながら「なに?動物?」と少し緊張。ちょっとしてから友達が「アレ喘ぎ声だぞ」と言い出した。俺はそれまで喘ぎ声なんて聞いた事が無かった。深夜TVとかドラマで演技してる喘ぎ声は聞いた事あるが。
俺達は興奮気味に声の方向へと向かった。当然足音や気配を消しながら。声が聞こえてきてた場所は黄色い車の前だった。そこには茶色のソファーがあって、その上に裸の男女がもつれ合ってた。思わず「はぁっ!」と声が出そうになった。俺も友達も焦って口を抑えてた。
俺よりも友達の方が積極的だった。無言のまま促され、死角に回り込みながら近寄っていった。距離にして10mほどの所が精一杯だった。でもそこからだとソファーが真横から覗ける。喘ぎ声も喋る声も聞き取れる。そこにしゃがんで一部始終をずっと覗いてた。
男はヒゲ面の強面で、綺麗なほど筋肉質な体だった。俺達が住んでる地域からちょっと離れた山間部だったので、俺も友達もその筋肉質な男を見た事は無かった。今にして思えば、超イケメンだったと思う。ロン毛を後ろで縛っててワイルド系。
見知らぬ女は全裸で巨乳を男に掴まれながら喘いでた。ソファーで仰向けになってる女は、男に抱き付いたりキスをしたりしてた。俺には想像を絶する光景で、当然チンコはガッチガチだった。それは友達も同じで、全員が服の上からチンコを触ってたw
何が何だか分からないけど、女が絶叫してセックスが終わった。男が立ち上がって服を着始めても、女はぐったりソファーで寝てる。なのに男は女を残してそのまま歩いて行ってしまった。その後どうなるのか、俺達は呆然と見てた。女は全裸のまましばらく寝てた、多分5分以上。やっと起き上がると下着もつけずにワンピースだけ着てた。そしてそのまま男が消えた方向へと歩いて行った。
女が消えた後、友達とソファーまで出て行った。汚れた雑巾が2枚ほどあるだけで、他には何もあい普通のソファー。安っぽいビニール製のタイプ。
帰り道も次の日も、ずっと俺達は興奮しながら喋り合った。そして当然「また行こうぜ」と約束した。
日曜日になり、13時頃からソファーを見張った。用意してきたお茶とお菓子を食べながら、ちょっとした張り込み中の探偵気分。でもその日は何も起こらなかった。
だから次の土曜日にも行ってみた。親がいたり用事があったりで、到着したのは14時過ぎだった。張り込んでしばらくすると男女が来て心臓が跳ね上がった。ジーパンにTシャツというラフな格好のロン毛男。若くはない事がスグ分かるような女と一緒だった。
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