俺が入社した年はいろいろあって、同期がめっちゃ少ない。だからわりと結束力と言うか団結力がある。部署がバラバラだけど飲みに行っては情報交換とかよくしていた。
なんせ俺らの中で誰かが出世すればイイのだから。潰し合う必要など無い。芽があると分かれば、そいつを全員で担いで行けばイイ、そういう考え方。
その中でも1番親しいと言っても過言ではない同期がいる。20代半ば~過ぎぐらいまでは、コイツが出世街道まっしぐらだった。途中で自ら降りちゃったんだけどね、その道を。
その頃に付き合っていたのが、社内でも指折りの美人だったCちゃん。うちの会社には男性社員の結婚要員みたいな女性社員がいる。絶対そうは認めないけど。
しっかりした子を会社側も選んでるし、両家にとってもメリットしかないからね。
各年代でいるんですよ、美人№1って子が。Cちゃんがそうでした。そしてそのCちゃんが狙ったのが親しい同期。スタイルも良くて美人で家柄もイイ、もうそのまま結婚だろうなと思ってた。
実は同期、童貞だった。俺に「マジでどうしたらいい?」ってテンパってたしさ。無修正のAV見せながら、現実はこうだから、とか、これはダメだとか、酒飲みながらミーティングしたものです。
その甲斐あってか交際は順調だった。でも同期が出世街道から降りた直後に破局。しかも数ヶ月後には退社。最大手の広告代理店で働く彼氏ができたとかで。でもすぐに二股だったとバラされてたが。
同期はちょっとうつ状態だったのでフォローし続けた。他の同期も手伝ってくれて、1年後には完全復活。しかも次に出世街道を歩き始めた同期を完全バックアップ開始。
あぁ~良かった良かったとなっていた去年の秋頃でした。退社したCちゃんから突如連絡が。
「申し訳ないんだけど、今晩泊めてもらえる?」
はい、イイですよ!ってわけにはいかない。まず同期に確認しなきゃだし、事情も聴かなきゃだし。同期は「もう関わり合いたくない」という。だから事情だけ聴いてみると、彼氏の暴力だとか始まって。
いわゆるDVの被害にあってて、今日逃げるところがないって。そんな事言われたら泊めるしかないでしょ。お金出すからホテルにでも泊まれば?って言いそうになって堪えた。
あ・・・この女・・・それが目的なのかも?
俺から宿泊費を取ろうって魂胆。ありえないけど、この子はそういう事をするタイプ。男は特に利用するモノだと思ってる節があるので。
やってきた彼女を見て「相変わらず美人だな」と思ってしまった俺w同期と付き合ってる時よりも色気が増したというか、エロさが滲み出てるんです。さすがにこんな子と同じ部屋はムリだと判断。
会社でおさえてる部屋があるので、俺はそこに避難した。彼女は翌日の夕方には部屋をあとにしていたみたい。お礼のメッセージ&手紙が置いてあった。
でも夜に帰宅した時、ちょっとした違和感を感じたんです。そう、ニオイです。自分以外のニオイって案外わかるじゃないですか。しかもそれが1人暮らしの家なら特に。
Cちゃんのニオイかなって思って、そんな怪しむなんて事もなかった。でも寝る時に気が付いちゃったんです。俺はいつも寝る時、パンイチで寝てる。
いつものように寝てみると、妙にザラザラした感触。ん?と思ってシーツを撫でてみると、ちょうど真ん中らへんぐらいに粒子の細かい粉でも撒いたのか?っていうレベルのザラつきがあった。
瞬間的に記憶が蘇った。学生時代に付き合ってた彼女。俺も彼女も裕福とは言えない生活だったので、築50年越えのアパートで暇さえあればヤリまくっていた。その時にシーツがこんな感じになってたのだ。
たぶん・・・・マン汁がカピカピに乾いて粉になった?
よく彼女とコロコロで取ったり、外にシーツを持って行ってバタバタさせたりしたんです。その時の光景が頭によぎったわけ。まさか?Cちゃんがここで誰かと??
メッセージにはソファーで寝たとか書いてあった。そりゃ~俺の布団で寝るわけがない。好きでもない男の体臭を嗅ぎたいわけないしね。
確かめる術も無かったので、悶々としてた。するとそれから1カ月ちょっとして、またCちゃんから同じお願いの連絡が来たんです。さすがになぜ?と思ったので断ろうと思った。でもあの時の違和感が頭に残っていたので、ちょっと確かめたい気持ちもあって了承したんです。
そっこうで見守りカメラを2台購入。Wi-Fiで接続すれば会社からでも確認できる。うちは1LDKなので、寝室に使ってる奥に1台と、リビングを見渡せる所に1台設置してみました。
そして22時頃に彼女がやってきたので、俺はまた会社がキープしてる部屋へ。もちろんタブレットなどを持って行きました。ドキドキしながら確認しましたが何もない。
Cちゃんは言っていた通り、ソファーで誰かと電話で喋りながら、冷蔵庫の中にあるサワーとかビールとか飲んでるだけ。そしてそのままソファーで就寝。
でも動きがあったのは13時頃でした。何度も何度もチェックしていた俺は心臓が高鳴りました。目に飛び込んできたのは男の姿。そう、やはりCちゃんは男を連れ込んでいたのです。
コメント
この羨まし過ぎる話はいったい何なんだと。まずその動画を公開する事から始めてみようw
泊めてと言われるだけ勝ち組です。俺なんて絶対言われない。お金払っても泊まってくれない。悲しい現実w