結婚して3年。
俺が鈍感だったのか、それともアイツの演技が凄かったのか。
嫁の浮気に全く気が付かなかった。
これっぽっちの疑いも抱いてなかった自分が本当に情けない。
日曜日に嫁両親と出掛ける予定になってた。
母親の方がちょっと几帳面なので、前日に洗車&掃除をする事にしてた。
家を出たのが12時半頃。
土曜だし混んでると予想して、嫁には3時間ぐらいで帰ると言っていた。
下手するともっとかかるかも・・・とかも言ったかな。
いつも使う洗車機があるスタンド手前の交差点でふと目に入ってきた光景。
週末はいつも混んで列をなしてる激安洗車屋さんが空いてる。
今行けば3番目か・・・差額は300円だし・・・一瞬しか迷わなかった。
実質2番目だったので想像以上に早く終わった。
その後はスタンドで室内清掃を自力でして終了。
所領時間は1時間ちょい。
ラッキーと思い当然帰宅した。
我が家は元々嫁の実家で、今は気持ち程度の賃貸料を支払って住んでいる。
ボロい一軒家だが隣近所との関係が良くて住みやすいから気に入ってた。
駐車場に車を停め、いつものように玄関の扉を引いた。
こんな事書くのもアレだが、普段からあまり施錠はしてない。
なのに鍵がかかっていた。
ん?と思いつつ鍵を開けて中に入った。
「ただいまぁ~」小声で呟きながら靴を抜いでいた時だった。
微かだか声が聞こえる。
不意に立ち止まり耳を澄ました。
すると明らかに2階から声が聞こえてきた。
その声の他にドタバタ音も微かに聞こえていた。
今まで聞いた事のない奇妙な音だった。
恐らく数秒間の沈黙。
次の瞬間、脳ミソがスパークした。
一瞬で何が起きているのか閃いてしまった。
ゆっくり階段を上がっていった。
ギシギシ音が酷くて修繕した階段なので足音すら鳴らなかった。
階段を上がっていくに従って声と物音が大きくなっていく。
絶望的な感覚が吐き気とともに押し寄せてくるのを堪えるのに必死だった。
階段を上がり切り、開いている寝室の扉の前へ向かった。
完全に喘ぎ声とベッドのきしむ音が聞こえてきていた。
聞き覚えのある喘ぎ声に足が震える。
こんな事ってあるのかよ・・・それしか頭に浮かばなかった。
後に思い返してみても、あの時間は不思議な感覚だったなぁ。
長く感じられたし、あっという間にも感じられたし。
玄関から2階への道のりが不思議な距離感だったなぁ~。
開いたドアの前に立った。
目の前には正常位中の2人がいた。
真後ろからだったので結合部は丸見え。
汚い男のケツの穴まで丸見えだった。
テカテカに光って黒々とした肉棒が白い泡をつけてズボズボ入っていく。
嫁はその男の腰に脚を絡めたり、開いたりを繰り返していた。
黙って俺はその光景を見ていた。
その間に嫁は卑猥な喘ぎ声を発していた。
「はぁぁ・・・気持ちいいのぉ・・・」
「アキラさん・・あたしの中にちょうだい・・・」
「いっぱい出して・・・おまんこの中に・・・いっぱいちょうだい・・」
「嬉しい・・・いっぱい・・・いっぱい・・・ちょうだい・・・」
「あたしの中に・・・おもいっきり出して・・・」
「イキそう・・・イキそうなの、一緒に来て・・・ああ・・・イッちゃう・・」
覚えてるのはこんな感じの声。
俺は嫁に1度も中出しをした事はない。
堅っ苦しい男だと思われるだろうが、子作りの時までしないと決めていたから。
その気もないのにデキちゃったなんて、産まれてくる子供に失礼かなって。
だからずっとゴム有りのセックスをしてきた。
なのに目の前では旦那でもない男の肉棒を生で受け入れてる嫁がいる。
しかも中に出して欲しいと懇願までしていやがる。
こんな事があるだろうか。。。
嫁が「イキそう」だと連発しだすと、男のピッチも早くなっていった。
「イクのね?中に出して・・あぁ・・おっきくなってきた・・」
「中に出すぞ!欲しいんだろ?出すぞ」
この間男の言葉を聞いて我を忘れた。
「うぉぉぉーっっ!」なぜか叫んでいた。
振り向く間男と目が合った。
俺は間男のケツを思いっ切り蹴り上げた。
間男はそのまま前にすっ飛び、ベッドの縁に激突。
身体が崩れ落ちるた時に嫁と目が合った。
直後に嫁の悲鳴が聞こえた。
「てめーっ!!なにしてんだよっ!!」
俺は怒鳴りながら間男を蹴り倒してた。
それを嫁が止めに入り、ベッドの上でバランスを崩し転倒。
その隙きに間男が全裸のまま寝室を飛び出していった。
逃がすか!と思い立ち上がると、嫁が抱き付いてきて邪魔をする。
その嫁を振りほどこうとした時、階段からドタドタという音が聞こえた。
廊下に出ると間男が階段を転がり落ちたのが分かった。
頭から血を流し下の廊下を這っている。
それを見た嫁がまた悲鳴を上げた。
次の瞬間、玄関の扉が開いた。
「どうしたっ!!」
隣に住むオジサンだった。
血を流す間男、2階の俺、そして全裸の嫁を交互に見るオジサン。
ツツツッと後退りしたと思ったら「失礼した!」と叫んで出ていってしまった。
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