ずっと誰かに聞いてもらいたかった話を書きます。
皆さんの体験談のようではなく、自分勝手な内容になってしまうかもしれません。
初めに謝っておきます。ゴメンなさい。
希と出会ったのは大学のサークルだった。
俺より2つ年下で、初めて見た時は「男の子っぽい子だな」という印象。
俺には当時付き合ってた彼女がいたし、希にも彼氏がいたようだったので、互いに特に興味を惹く存在では無かった。
卒業して3年目の夏、初めてサークルOBが集まる飲み会に参加した。
そこで久し振りに希と会い、ひと目見ただけで惚れてしまった。
昔の希とは真逆になっていて、女の色気と可愛らしさを兼ね備えてた。
ガリガリに細かった体も少しふっくらし、女らしい丸みがヤケにドキっとした。
変わり過ぎた希に緊張してしまった俺は、話し掛ける事すらできない。
恐らくモジモジしてたんだと思うが、希の方から笑顔で話し掛けてくれた。
偶然にも職場が近くて、今度一緒にランチしましょうよって誘われた。
そしてその場で連絡先を交換し、後日すぐに誘ってランチを共にした。
希に彼氏がいない事もあり、2人の仲は急激に近くなっていった。
久し振りに出会ってから半年ぐらいした頃、正式に告白して初エッチをした。
顔や表情に幼さが残っていたけど、いざセックスになると妖艶さが増す。
何人かと経験はあったけど、希は断然ナンバー1だった。
綺麗でキメ細かい肌に、まるで偽乳のようなお椀形の乳房、小さなビラビラのお陰で閉じれば綺麗なスジマン、ムッチリしててもキュッとしたクビレ。
俺は希の全てに夢中になっていった。
付き合いだして4年目のクリスマス。
横浜でプロポーズをし、希は泣きながらOKをしてくれた。
結婚して1年した頃に小さいながらも一戸建てを購入。
早く子供が・・と思っていたが、仕事を続けたいから待ってくれと希はピルを飲んでた。
見た目から想像できないが、希は責任ある役職についていたから、仕方が無いと納得した。
ピルを飲んでいたから毎回中出しをしていて、俺は毎日が幸せの絶頂期だった。
新しい家に越してから初めてのGWは、2人の休みがどうしても合わなかった。
俺の休みが終わる1日前に希の休みが始まる、というGWだった。
どこに行く事もできないので、互いの実家にそれぞれが帰る事になった。
希が実家へ帰って2日目、父親と派手に喧嘩したと希からメールが来た。
元々希の父親は厳格なタイプで、「結婚したんだから子供産むのがお前の仕事だろ!」って、仕事を続ける希に怒鳴ったらしい。
負けじと希の怒鳴り返すと、「女なんだから子育てしてればイイんだ!」「何のためにお前は結婚したんだ!」と散々言われたらしい。
お父さんの気持ちも分からんでも無かった俺だったが、友達と飲みに行くという希に「気晴らししてきなよ」ってメールしておいた。
それから5日後に希は帰宅したが、何となく妙な感じがした。
お父さんと喧嘩した事を引きずってると思ったから、俺はそんな事思って無いから気にするなよって勘違いのフォローを入れておいた。
何が変って説明するのは難しいが、俺に気を使ってるような感じがずっとしてた。
8月の夏休みも、2人の休みが合わない。
俺はお盆休みなので15日前後、希はそれを避けるような初旬。
「実家に帰らないのか?」と聞いてみたが、帰りたくないと言われた。
まだ父親の事を気にしてるんだろうなって思ってた。
お盆休みになり、俺は1人で実家に帰った。
でもGWにも帰ったから、3日で家に帰る事にした。
帰ってきて日中ダラダラと過ごしていると、夕方ポストの中にCDサイズの封筒を見つけた。
触った感じがフニフニと柔らかくて、中にクッション材が入ってる感触。
宛名など何も書いていない封筒だったので、怪しさは満々だった。
封をしてなかったら何かのDMだと思ったはず。
何だこれ?と言える相手もいない家で、とりあえず封を切ってみる事にした。
中にはクリアケースに入ったDVDが入ってた。
PCで見る勇気は無かった為、DVDデッキに入れて中身を確認。
突然始まった映像が大画面液晶TVに映し出された。
床に置いてあったようで、暗い壁が映し出されてた。
背後では男数人の笑い声と「ヤベーヤベー」という嬉しそうな声がする。
早送りしようかなと思った時、今度は女の笑い声が聞こえてきた。
その笑い声は酔っ払ってテンションが上がり過ぎたような印象を受ける声だった。
女の会話は呂律が回って無いようでちょっと聞き取れない。
何でこんなDVDがポストに入っていたのか、もしかして間違えて届けちゃったのか。
さらりと中身をチェックして、間違いなら近所に声を掛けようかな。
そう思いながらリモコンを操作しようとすると、ガタゴトとカメラが持ち上げられた。
明らかに男の部屋と思われる風景が映り、布団の上に短髪男が煙草を手に笑顔でカメラ目線。
全く見た事も無い男。
直後にカメラが横に移動すると、テーブルに肘をついて喋ってる茶髪男。
そしてその向かいに座ってる女が映し出された瞬間、全身の毛穴が一気に開いた気がした。
見違えるはずもない鮮明に映っていたのは希だった。
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