もう自然な目線で二人が見える。
そんな体勢になって観察し続けました。
しかしいっこうに勃起しない支店長。
遂には、フニャチンのまま上に奥さんを跨がせて入れようとしたんです。
「こんなに濡れてるから入るよ・・・ほら・・」
このシチュエーションで奥さんは興奮していたんでしょうね。
そのまま跨り、チンコを入れ始めました。
「んっ・・・はぁはぁ・・・」
角度的には入っている結合部分は見えないのですが、入れるのにひと苦労している様子。
そりゃ~あのフニャチンじゃ入れるの大変だよな。
そう思いながら、二人の格闘を眺めていました。
しかしそれから10分以上頑張っても入りません。
結局支店長は諦めました。
なんだか奥さんもシラけたみたいで、キッチンの方へ行ってしまいました。
「おい・・・大丈夫か?」
セックスを諦めてから数分後、私は支店長に起こされました。
「あっ・・・申し訳ありません!つい寝てしまったみたいで」
「イイ~んだよ。帰れるか?タクシー呼ぶか?」
「はい、タクシーで帰ります、スミマセン」
出来なくてイライラしてたんでしょうね。
私はスグに追い出されてしまいました。
玄関先で見送ってくれた奥さんも、少し不機嫌そうな感じでした。
それから数週間が過ぎて、支店長から電話がありました。
「今週末は暇かね?暇だったらうちのを買い物に連れ出して欲しいんだが」
「はい、大丈夫です」
「うちの車使ってイイから、お願いするよ」
私は知っていました。
支店長がひいきにしているクラブの若い女の子。
先日他の接待で行った時、週末に支店長とゴルフをするとか言っていたんです。
奥さんには女の子と行くなんて言ってないはず。
連れ出して欲しいのは、連絡があったら都合悪いからなんです。
当日、私は10時過ぎに迎えに行きました。
本日の計画は、全て奥さんがたてた内容。
久しぶりのお出掛けらしく、かなりはしゃいでいました。
奥さんとはいえ、まだ若いですからね。
奥さん専用の赤いBMWに乗り、県庁所在地でもある大都市に向かいました。
車で40分やそこらで着く距離なんですが。
ウィンドーショッピングに付き合い、ランチを食べ、またウィンドーショッピング。
正直ヘトヘトになりました。
傍目からは恋人同士にように見えたと思います。
私の手を引いたり、私にどれがイイか尋ねたり。
「今日は奥さんなんて呼ばないでね、アタシはミキだから」
「はい、それじゃミキさんと呼びます」
「ってそんな丁寧な感じで話さないで!普通に喋ってイイから」
「あ・・はい、分かりました。なるべくそうします・・・」
「うん♪じゃアタシは何て呼べばイイ?」
「何でも大丈夫ですよ。稔って名前なんで呼び捨てでも大丈夫です」
「それじゃ~稔君にするね。いこっか?稔君」
15時過ぎまでウィンドーショッピングに連れまわされ、その後は海へと行きました。
海とはいえ、埋め立てられた海岸都市。
そこにはショッピングモールや小さな観覧車もあります。
リクエスト通りに、二人で観覧車にも乗りました。
「見てみて~凄いねぇ~♪」
向かいに座ってはしゃぐのは良いが、時折足が開いていて下着が見えてしまう。
「そうですねぇ~ボクは初めて来たんで、ちょっと感動ですよ」
なるべく見ないように、わざと横を向いたりする。
そんなやりとりで観覧車を降り、ガーデンテラスでお茶を飲みました。
まだ17時前か・・・
そう思っていると携帯がなりました。支店長からです。
つづく
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