寝取られた男④

携帯を戻し、俺はPCを立ち上げた。
そして携帯サイトに入り、先ほどの暗証番号を入れる。
簡単に彼女のページが開いた。
ここから彼女のメール見れる。

なんだかスッキリしない気持ちのまま週末が終わり、平日が始まった。
会社から俺はメールをチェックした。
まだ昼過ぎ。
案の定なにも無い。
夜になって急いでメールをチェックする。
何も無い。

俺の取り越し苦労か…
そう思っていたが、火曜日にあるメールが飛び込んできた。

今週の金曜日どうする?という内容。
相手はなんとこの前の男だった。
金曜の夜に、仕事帰りに会うらしい。
彼女にメールしてみた。

『金曜日って暇?飯でも行かない?』

すると彼女からこんな返事が届いた。

『金曜はチリちゃんとご飯行く約束だからゴメン!』

チリちゃんだと?じゃ、チリちゃんと彼氏と3人で飲むのか?

『チリちゃんと二人で?また飲みに行くのか?』

『うん。チリちゃんの家で飲む予定。そのまま寝れるしね』

完全にアウトだ。
完全に浮気だった。
目の前が真っ暗になってきた。
やっぱりあの時の声は、俺の彼女の喘ぎ声だったんだ。

もう仕事も何も手が付かなかった。
彼女は心配したが、その心配も嘘だと分かっていた。
どうせ浮気している裏切り女だ。
でも好きな気持ちが残っている。

毎晩飲んだ。
泥酔するぐらい呑んで、次の日は二日酔いで出勤した。

金曜日の夜。
彼女にメールをした。

『まだ飲んでるのか?今日は帰らないの?』

時間は深夜1時。
しばらく経ってからメールがきた。

『今日は酔っ払っちゃったからこのまま泊まるねぇ~』

続く

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