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人生を変えてくれた女神@3P

実家の隣に二人の幼馴染がいた。
俺より2つ年下の兄は幼い頃からアニメが大好きなアニメヲタク。
4つ年下の妹は活発で元気ハツラツ真逆な妹の彩奈。
必然的に俺はその妹とよく遊んでた。
とはいえ女の子だからそこまで四六時中遊んでる事もなかったが。

俺が中学生になったある日、学校帰りに彩奈が同級生らしき男の子達に囲まれてるのを目撃した。
どうしたのかなと思い近寄ってみると、背中のランドセルを掴まれてグイグイ引っ張られながら、キモいんだよぉ~~ってイジメられてた。
「おいコラ!何してんだ!」と声を掛けると、男の子達は走って逃げていった。
彩奈は凄い顔して泣くのを我慢してたみたい。
でも俺が「どうした?」と声を掛けたら、急にうわぁぁーっと泣き出してた。

お前の兄貴はキモい。
だからお前もキモい。
そんな意味不明な事をいつも言われて、あの男の子達にイジメられてたという。
先生に言ったら?親に言ったら?そう言っても嫌だと頭を振る。
まだ俺も中1なので何も出来なく、その日はそのまま一緒に帰宅した。

それからしばらくしたある日、またイジメられてるのを目撃した。
今度は彩奈が亀のようにうずくまり、ランドセルを男の子が掴んで振りまくってた。
こりゃいかんと思って走り寄り、まず掴んでた男の子の頭を掴んで後ろに張り倒した。
続いて隣にいた二人の頭を思いっ切り引っ叩いてやった。
3人を捕まえて説教というか脅しというか、そんな話をして帰した。

俺には記憶がないんだけど、実はその後も何度か追い払ってあげてたみたい。
しばらくしてイジメがなくなったんだよ!って会った時にお礼を言われた記憶がある。
「良かったなぁ~でもまたイジメられてたら俺に言えよ」
そんな事を言ったらしいが、俺には全く記憶が無いw

高3になって深夜まで受験勉強に明け暮れてた頃。
2時とか3時とかに爆音を轟かせるバイクが隣の家の前で止まり、その後は決まって隣の家から怒鳴り声が聞こえてきてた。
あんな幼かった彩奈が思いっ切りヤンキーになっちゃってて、その時間に帰宅してオジサンがブチ切れて親子喧嘩が始まるってパターン。
うるせぇーなぁーと思い何度も外を見たんだけど、中2の彩奈が凄い格好してたんよ。
薄いピンクっぽい特攻服w
コスプレかって初めは思ったが、髪は金髪だしそれはもう唖然としたよ。
俺が窓から見てるのに気が付くと、また門から出て行っちゃったりしてね。

俺の中の記憶では、その彩奈とは中1ぐらいからまともに会ってない。
中1の時はちょっとギャルっぽかったが、愛想も良かったし挨拶もあったんだよね。
でも中2のその特攻服着てる頃はチラっと道で見かけてもスルーされてた。

無事希望大学へ進学した俺は家を出て一人暮らしを始めた。
院も出て民間の企業に就職できた。
研究職だから忙しい毎日を過ごしていたが、それはそれで充実してた。

残念な事に、俺は24歳の頃から頭が薄くなり始めてた。
だから就職した頃にはもう頭だけは貫禄が出ててたw
大学2年の時に1年半ほど付き合った彼女以外、女性とは付き合った経験もない。
会社でも他の部署の女の子と喋る機会もほぼなく、もっぱら研究の毎日だった。
喋るのに慣れてないから、話し掛けられてもテンパっちゃうんだけどねw

忙しかったので数年ぶりに帰省したのは27歳のお盆休み。
そこでなんとも珍しいヤツと再会した。
隣に住んでるヤンキーだった彩奈。
彩奈も帰省してたらしく、なぜかリビングで母親と談笑してた。
初めは誰か分からなくてテンパっちゃったけど、彩奈だと知りホッと溜息。

彩奈はヤンキーだった頃の面影はなく、どこから見ても美人に成長してた。
4つ下だから当時は23歳だったはず。
でも色気がグンと出てて、でも親しみやすいオーラが出てる。
手脚なんて凄い細いのに胸はバンと張ってるスタイル。
もう俺とは比較にならないほど別世界の女になっちゃってた。

俺を見て即「タケちゃんハゲてるぅーーwwww」と1人爆笑。
「やっだぁーーwwwちょっと待って!ハゲちゃってるぅぅーーーwwww」
呆然と立ち尽くす俺に母親も「ねぇ?可哀想でしょ?www」とツラレて笑ってた。
調子に乗り出して「こんな頭だから結婚もできないのよwww」とかまで。
「彼女すらできないのよwww」と調子に乗りすぎの母親。
彩奈は少しフォロー入れてたけど二人して爆笑しまくりだった。

ゲラゲラとハゲを笑った後、俺もお茶を飲みながらいろいろと喋った。
やたら聞かれたから俺の仕事の話をずっと喋らされてた。
それを聞く彩奈にちょっと俺は惚けてた。
超可愛い、マジで可愛過ぎる。
女の子と喋るのに慣れてない俺がベラベラ喋ってたのは、彩奈が上手に俺を喋らせてくれて優しい眼差しで聞いてくれたおかげ。
帰り間際にせがまれて彩奈に友達に渡す用の名刺を渡した。

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