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3歳年上のキャバ嬢①

高校生の時の話です。

ちょっとヤンチャな友達がいました。
その友達の告白を手伝った事がありました。
運良く成功したんで、それ以来すごい仲良くしてくれた友達でした。
名前は前野(仮名)

前野は本当にヤンキーで、歩いていると用心棒みたいな感じだった。
俺はいたって普通の高校生だったから。
ヤツの地元はヤンキーが多いって有名で、よく集会とかにも行ってたみたい。
よく誘われたんだけど、勇気もなくて行けなかった。

初めて前野の家に遊びに行った時、誘ってもいないのにヤンキーがドンドン集まってくるのにビックリした。
俺の居場所なんてないだろっていうぐらい、8畳の部屋はヤンキーだらけ。
その時俺に気を使ってくれたのが、3つ年上のクミさんだった。

高校卒業してキャバクラで働いていると言っていた。
世界が全然違うのに、なんでか俺には凄い優しくしてくれた。
その日以来、俺はクミさんを気に入ってしまった。
ヤンキーでもないのに前野の家に遊びに行くのは、クミさんに会えるかもしれないから。
5回行って1回会えればイイ感じだったけど。

ある日から親の命令で週に3回、予備校に通うハメになった。
そのせいでクミさんとは全然会えない日々が続いた。
予備校の終わる時間は21時過ぎ。
そこから1時間近くかけて家に帰るもんだから、遊ぶ時間もだんだん無くなっていった。

夏休みが終わってすぐの頃、予備校が終わって帰る道でクミさんにバッタリ会った。
クミさんはハゲオヤジと一緒に歩いていて、いつもよりもケバいメイクに服装。
声を掛けられるまで気が付かなかったぐらい変わっていた。

「あれ~亮君じゃない?」

「あ~クミさん、こんばんは」

「最近どうしたの?前野っちの家で会わないけど」

「ちょっと前から予備校に通ってて、今もその帰りなんですよ」

「偉いなぁ~。もう受験勉強してるなんて」

「親の強制でね。クミさんこれから仕事ですか?」

「そそ。 そうだ、名刺あげるから今度暇な時メールしてよ」

キャバクラの名刺を初めてもらった。
そこには「姫華」って源氏名と店・メアドが書いてあった。
何を話すわけでもないけど、毎日メールした。

メールをし始めて2ヶ月ぐらいした時、クミさんからドライブに行こうって誘われた。
車は軽なんだけどチョロQみたいにいじくった車だった。
今じゃ恥ずかしくて乗れない感じの車(笑)
あんまり運転はうまくなかったけど、お台場まで行った。

お台場の海で缶コーヒーを呑みながらベンチに座った。

「亮君て彼女いないんだっけ?」

「いないねぇ~。合コンとかも行かないから当たり前だけど」

「行ったらイイ~のに」

「時間がね。クミさんは彼氏いるって言ってなかったっけ?」

「うん、いるよ~。でもなんかマンネリだなぁ~」

「マンネリって何?」

「付き合いが長くなって刺激が無くなったった感じ」

「そんなもんなんだ~。俺には分からないね」

「そ~だねぇ~、だって童貞なんでしょ?」

「うるさい!」

他愛もない会話だったけど、凄い楽しかった。
でも初めてその日、下ネタ系の話題になった。

「童貞クンは、毎晩自分でやってるの?」

「童貞クンは、いつも自分でやってますけど?」

「あはは。エロビとか見てんの?」

「そ~だねぇ~。素人ナンパ系とかお姉さん系とか?」

「あはは、ウケるね!そいうのが好きなんだ」

「クミさんは女王様系?」

「そこまで凄くないよ~。まぁ~Sだけど」

「Sだと何するの?こうしろとか命令するの?」

「命令はしないけど、リードするかなぁ~」

「じゃ~彼氏はMなんだ?」

寒くなってきたから車に戻って、また下ネタを続けた。
聞いていると、なんとなくクミさんが欲求不満ぽい感じがしてきた。

「女の人でもヤリたい事ってあるんでしょ?」

「あぁ~あるねぇ~。でも彼氏は嫌がるんだよねぇ~」

「例えば何を?」

「それは恥ずかしくて言えない」

「イイ~じゃん!言っちゃいな!」

「言えない~!」

「そんなに恥ずかしい事なんだ?変態なんだね」

「だってみんな変態でしょ?実は」

「俺なんて童貞だから、自分が変態かすら分からないけど」

「そっかぁ~。あのねぇ・・・お互いに見せっこするヤツ・・・」

「えっ?裸になってお互いの体を見るの?」

「違うよ、自分でするのを見せるの!」

「そんなプレーがあるのか、知らなかったよ」

「ゾクゾクするんだよ。でも彼氏は恥ずかしいからイヤなんだってさ」

そこからクミさんの好きなエッチをいろいろ聞かされた。
互いにオナニーを見せあって、我慢できなくなって入れるのが好きらしい。
今考えると、普通に変態な10代の女の子ですよね。

つづく

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