ちょっと前の話。
俺は関西の大学生で、モテたりはしなかったけど、そこそこ上手く立ちまわって、彼女をつくったり、遊んだりをしてた。
その時の体験談を一つ。
当時、飲み会があれば出来るだけ出席して、自分は酒をセーブしながらとにかく女の子を持ち帰ることを考えてた。
ノリをよくして、テンポよく上手く話していくのがポイントだった。
あと、コツは誰もが狙う「可愛い子」は最初から狙わないということ。
むしろ、ちょっとブサイクな感じの子と上手くマンツーマンで話せるように持っていくとかなりの確率で持ち帰れる。
飲み会が終わりそうなときに、「ちょっと話したりないね。よかったらこの後もすこし話さない?」なんてこっそりと話しかけて、OKしてくれたらこっちのもの。
適当な喫茶店にいって終電をわざと逃して、ホテルに連れ込む。
あるいは、「静かに飲める場所ないかな?」とかなんとかいって、コンビニで酒をかってそのままホテルにいくこともあった。
そういや、一回、朝まで営業してるカラオケボックスにいって、そこでエッチしたこともあった。
その日も、そんな飲み会で、可愛くはないけど話は面白く、ノリのいい専門学校の子に狙いを定めて、上手くホテルに誘った。
しかも、うまいことにその子は、彼氏と別れたばかり。期待感が高まった。
ホテルの部屋で、最初はゆっくりと話のつづきをしながら、お酒を飲んだりしていたが、彼女が「つかれた~」とかいいながら、ベッドに移動したのがきっかけで、俺もベッドに移動。
もう、そっからは必至に、トークをしながら少しづつスキンシップを増やしていく。
スキンシップっていっても、最初から胸とか触ったらだめで、手とかをまず軽いタッチで触ってみる。
それで嫌がられなければ、手を触れたままにしておく。
さらに、少しづつなでるように触っていく。
そうやってなでている間も、トークは続けてるんだけど、少しテンションを控えめにして、ゆったりとした雰囲気にしていくのがベスト。
そうしてると、なんか突然妙にエロい雰囲気が漂う瞬間ってのがあって、その時にゆっくりと頬っぺたに手を当ててなでてみたりする。
その時も、この手順通りで、頬っぺたをなでてみた。ここでも抵抗がなかったので、一気にキス。
「んっ……! んん……」
なんて、ちょっと抵抗しながらうめくけど、唇を舌でなぞるようにしてなめたり、唇で唇をつまむようにして、ゆっくりとキスをしていくと、もう全然抵抗しない。
ここまできて、やっとディープキス。
相手の舌を自分の舌でこすりあげる。少し酒くさいけど、そこは我慢。きっと俺だって同じだろうから。
向こうも少しづつ舌を伸ばしてきて、こっちの舌に絡みつけてくる。
俺が緩急をつけるため、一気に、相手の舌を吸い上げると、
「むぐっ……」
なんて間抜けな声を出しながら、次第に「うぅうぅぅ……」なんて喘ぎはじめた。
まだ、相手はちゃんと服を着てたから、胸を服の上から持ち上げるようにして、ゆっくりと触っていく。手を胸に当てたときはピクッと反応してたけど、もう抵抗はしない。
ゆっくりゆっくり小ぶりの胸をなでるようにもんで、その感触を楽しむ。
ブラのざらっとした感触と、そのなかに詰まってるおっぱいの感触の違いがたまらなかった。
その間、相手は、もうずっと
「うぅぅっ……はぁはぁっ……!」
なんて喘ぎまくり。
俺も、もう勃起がとまらず、チンポ汁が出てて下着が冷たかった。
「やれる!」って思ったから、彼女をうつぶせにして、まずタイツ越しの尻をなでまわした。
胸は小ぶりだったけど、尻はなかなかむっちりしてて、スカートをまくり上げてみると、うっすらと下着がすけて見えていて、すごいエロかった。
部屋中、もうエロい匂い、エロい雰囲気で充満してたから、我慢できずに、俺も尻をなでながら上着を脱いで、ズボンもおろした。
そして、最後の確認ということで、彼女の耳元にささやいた。
「いいよね? しよう?」
「んっ……だ、だめぇ……」
え? ここまできて最後の最後で抵抗するのか?
そう思ったけど、形だけの抵抗っていうのはよくあることだから、またキスをしたり、今度はタイツの中に手を突っ込んで、下着の上から尻をなでまわしながら、もう一回聞いた。
「もう我慢できないよ……。なぁ、いいだろ?」
「きょ、今日はだ、だめ……」
「なんで? ちゃんとゴムも持ってるよ?」
「そうじゃなくて……今日はだめなのぉ……」
なんて言ってきた。
理由を聞いても「今日はだめ」としか言わない。
そこから、下着の上からクリトリスを弄ったり、さんざん喘がせて、興奮させたんだけど、やっぱり駄目だった。
仕方がないから、本当にくやしかったけど、その日のエッチは断念。
勃起したままのチンポは、ホテルのトイレで一人で抜いた。
それがきっかけとなって、彼女とはメールをしたり、遊びに行ったりする仲になった。
そういう関係になれた、ということは、「いやじゃなかった」ということなんだから、絶対にエッチ出来る、と前向きに考えて彼女と、友達付き合い+アルファくらいの関係を楽しむようにした。
もともと話やすくて、ノリのいい子だったからね。
仲良くなるにつれ、分かったのは、「彼女は元カレと別れたばかりで、まだ気持ちの整理がついていない」、「だから、いきなり俺とエッチするのは何か抵抗があった」ということ。
それを聞いて、逆にちょっと萌えた。
彼氏と別れてすぐに別の男とエッチするような女じゃない、ってのはなんか嬉しかったから。
その後、1~2か月くらいは、そういう友達付き合いが続いていたけど、やっぱり一度そういう雰囲気になったからか、時々、俺と彼女の間には、ドキッとするほどエロい雰囲気が漂うことがあった。
話が盛り上がって、下ネタに発展したとき、とか。
けど、最初の失敗から俺は慎重になっていて、なかなかホテルに誘うということが出来ずにいた。
そんなある日、やっぱり一緒に遊んでた日があって、確か、もう夏休みってときだったと思う。
その日は、居酒屋で一緒に夕食をとって、その後喫茶店でだべってた。
で、また例のエロい雰囲気が俺たちの間に漂い出したのを覚えてる。
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