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初めての不倫体験⑮

私は書類を持ってデスクに戻り、内線で藤村さんを呼んだ。
同じフロアーにいる彼女なのでスグにやってきた。

『話きいたかな?軽井沢の件』

『はい!聞きました。初めての事なのでどうしてイイのか分からなくて...』

『そんな気張らずにリラックスしていきましょう。
まずは物件を見て、どんな感じにするか考えましょう』

後輩の運転で、私達は軽井沢に向かった。
関越道路を使って、片道3時間以上。
本当は新幹線を使いたかったのだが、3人で動く時は車を使えと言われた。
車内で企画の整理をして、互いにそれぞれのアイディアを言いあった。

後輩の運転で、私達は軽井沢に向かった。
関越道路を使って、片道3時間以上。
本当は新幹線を使いたかったのだが、3人で動く時は車を使えと言われた。
車内で企画の整理をして、互いにそれぞれのアイディアを言いあった。

昼過ぎに軽井沢の別荘に到着して、待っていた関係者と挨拶を交わした。
1F部分は大きなワンフロアー。ざっと見ても30畳近くだろう。
天井は2F部分までの吹き抜けになっている。
2Fには2つの部屋があり、1つは書斎、もう1つは寝室だった。
寝室には大きな窓があり、近辺の山々が覗く。
まさに絶景だった。
お風呂も大きく、贅沢にスペースを使った別荘だった。

関係者と打ち合わせをして、部屋の形や配置、外の駐車場や外観などを見て回った。
気が付くと既に18時になっていて、霧が立ち込めていた。
私達は資料を集め、19時前に軽井沢を出た。

その日から私と恭子は忙しかった。
飾る家具や絵画、オブジェなど、多岐にわたる準備に追われていた。
しばらくは手伝っていた後輩も手を引き、いっそうの忙しさになった。

家具が決まり配置する事になった。
朝から軽井沢へ向かう日、恭子からメールがあった。

今日の軽井沢ですが、私の車で行きませんか?

問題は無いので、私は十条の駅に直接向かった。
そして真っ赤なベンツに乗り、私達は軽井沢へと向かったのだ。
あまり見ていなかったので気が付かなかったが...
このベンツは一千万クラスのベンツだ。
私はこんな高級車に初めて乗った。
目に映るスイッチ類などが高級感に溢れている。

『どうせ主人のお父様に買ってもらった車ですから。遠慮しないで下さいね』

そんな事言われても緊張するわい。
車の中では家具の配置についていろいろ話し合った。
これはココに置きたい...なんで?...後ろの絵が栄えるから。
そんな会話をしていたら、あっという間に軽井沢に到着した。

つづく。

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