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池袋風俗嬢との出会い⑦

玄関の前でインターフォンを鳴らした。
しばらくして扉が開き、中からスエット姿の彼女が出てきた。

「大丈夫?歩けるか?」

「うん・・はぁ・・クラクラする・・・」

オレは彼女に肩を貸して中に入った。
彼女のマンションは、3LDKだった。
こんな部屋で一人暮らしとは・・・
そう思いながら、彼女を寝室に運ぶ。
寝室は10畳近くあって、ベッドはダブルサイズ。

「お粥も買ってきたから、食べて薬飲むんだぞ?ちょっと台所借りるね」

お粥を食べて薬を飲んだ彼女は、ぐっすり寝ていた。
熱は40度近くまであって、ちょっとヤバい感じ。
オレはリビングでTVを見ていた。
次の薬の時間までいなきゃな・・・

夕方過ぎになって、彼女の熱を計った。
解熱剤のおかげで、37度台に。
薬を飲ませて、夜の薬とお粥の準備をして俺は帰った。

その日の夜、彼女から電話があった。
少し楽になってきた、ありがとうと。
オレは明日の朝も行くと伝えた。

朝行ってみると、彼女は起きていた。
食べたい物を聞いて、俺は買出しに行く。
その日も夕方過ぎまで、彼女の部屋にいた。

3日目の朝、彼女から電話があって、もう大丈夫だと言われた。
心配はしたが、俺はパチンコ屋に向かった。
前日のデータが無い状態でも、俺は4万の勝ち。
そして帰る前に彼女の電話した。
もう彼女は元気だった。

それから彼女とは連絡を取っていたが会ってはいなかった。
1週間後、彼女からお礼がしたいと言われ、マンションに呼ばれた。

スロットで稼いでから、到着したのは19時過ぎ。
テーブルに並べられた料理にビックリした。
海老チリやら春巻きやら、中華料理が並んでいたから。

「これ全部作ったの?」

「うん!料理教室にも行ってたからねぇ~」

味は抜群だった。
用意してあった焼酎はなんと魔王。
料理はウマいし酒も美味しい。

実は彼女、実家から毎月100万近い仕送りがあるらしい。
かなりの地主らしく、想像以上にリッチなんだとか。
この部屋も賃貸ではなく、自分名義で購入したマンション。

なんで風俗で働いてるんだ?と質問してみた。

「うぅ~ん・・・なんかねぇ~エッチも嫌いじゃないし・・・」

そんな理由かよ!
スロットだけやってても、暇なんだとか。
風俗も暇つぶしでスロットも暇つぶし。
羨ましい話だが、聞いているとなんだか可哀相な気持ちになってきた。
お金はあるけどやりたい事が無い。

つづく。

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