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泥酔女を介抱してきた①

一昨日の事なんだけど早速報告します。
仕事帰りに同僚とメシがてら呑んでたんです。
行ったのが遅かったからしばらくすると客は団体さんと俺らぐらい。
終電ギリギリまで呑むかぁ~ってチビチビ呑んでると、これがまたウルサイのなんの。
サークルか何かの飲み会らしく、特に酷いのが女の子の声。
煙草買いに行くついでに覗いてみたら、圧倒的に女の子の方が多いパラダイスでした。

しばらくしてから女の子3人がギャーギャー言いながら歩いてきて、その後ろからペコペコ頭を下げながら1人の男の子が登場。
「もうちょっと静かにしなよ」「トイレあっちだから」と面倒をみてるっぽい。
続けざまに今度は2人の女の子が出てきて、またもや男の子1人が付き添ってきた。
見た感じ男の子は5人ぐらいだったし大変そうだねぇ~と思ってたんです。
同僚に話をしていると、今度は同僚がチェックしにいきました。
笑いながら帰ってきた同僚が言うには、男の子が2人座敷で寝ていて、1人だけが部屋にいたらしい。
女の子がざっと7~8人いるらしく、可哀想な状況だと言ってた。

そろそろ帰るかぁ~とトイレに行くと、大便の扉が閉まってたんです。
男の子が吐いてるのかなって思ったら、なんと女の子の呻き声。
「うぅぅ~・・・・ん・・・んはっ・・・んぐぐぐっ・・・」とかなりつらそうな声でした。
「大丈夫?」とドアをノックすると、そのまま惰性で扉が半分開き、座りこんで便器にしがみ付いている女の子がいました。
声をかけても「うぅぅ・・・」としか反応しないので、とりあえずそのままにしてトイレを出ました。
同僚に話すと、帰る間際になってもそうなら教えてやれば?と。

じゃもう帰るかって思ったら、ドヤドヤと女の子達が出てきました。
だからいなくなったら出ようかって事になったんです。
かなり酔っ払ってる女の子が多く、10分ぐらいガヤガヤしてました。
出口の近くにトイレがあるから、あの子も救出されたんだろうって思ってたんです。

静かになったんで会計をしてトイレを覗いてみると、まだあの女の子はトイレにいました。
今度は爆睡してるらしく、軽くイビキをかいてたんです。
こりゃヤバいと思って慌てて外に出てさっきの子達を探しました。
こっちも終電が近いんで慌ててたんです。
少し離れた所に見覚えのある女の子2人が座ってて、他には誰もいません。
だからその子達に声を掛けて教えてやったんです。
この2人も泥酔してて、自分の事で精いっぱいらしく、付いてきたはイイけど顔の確認だけ。

同僚と協力して3人を外に出し、とりあえず道端の花壇に座らせました。
「俺たち帰るからね?大丈夫?」
返ってくる返事は心もとありません。
1人はグッタリしてて今にも吐きそうだし、もう一人はその場に寝そうな勢いだったから。
トイレで寝てた子は勿論寝てて、こりゃどうしようかと同僚と相談しました。

グッタリしててまだ喋れる子に、全員の家は分かるか?と聞くと、分かると言います。
もうこうなったらタクシーに積んでやろうかってなりました。
家を聞くと同僚が送れそうなのが2人、俺が送れそうなのが1人でした。
トイレで寝てた子を俺が送る事になり、意識がある子に言って住所の分かるモノを探させました。
とりあえず渡されたのは学生証。でも住所が無いので探していると、携帯電話の振り込み用封筒が出てきました。
これで送れると思ってタクシーに乗せ、同僚たちとその場で別れました。

ぶっちゃけ俺が送る子の方が1番可愛いので、同僚が1番可哀想だったと思う。
下心があったから人助けしたんだろうけど、あの2人じゃどうにもキツい。
タクシーに乗せてその子をマジマジと観察してみた。
顔はノーメイクに近いせいか幼く見えるが、わりと整った顔立ちをしてる。
多分きっちりメークしたら、合コンでも普通にモテるだろうって顔。
Tシャツにカーディガンを羽織っていたが、胸の大きさは一目瞭然。
最近のブラは犯罪的に見た目を変えられるが、だとしてもC以上はありそう。
全体的にガリガリではなく、抱き心地の良さそうな体型。

学生証には某大学の学部の名前と、3年生でフルネームが書いてあった。
緊張していたのか横で寝ている顔とは違って、少し気の強そうな表情をしてた。
どんな子なのかなぁ~なんて観察してると、運ちゃんに「そろそろ近所ですけど」と言われた。
ナビによると多分そのマンションだろうと教えてもらった。
安易に考えていた俺は、オートロックの前で立ち竦んだ。
鍵が無いと入れないわけで、そうなるとバッグの中を確認しなきゃいけない。
そんな事して大丈夫か・・・送ってやったんだし平気か・・・と悩んだ末に、バッグの中を確認してみた。
鍵はスグに見つかり、オートロックを開けて6階へ向かった。
聞いた話だと1人暮らしなので、とりあえず玄関先まで。

俺の頭の中ではこんなストーリー。
玄関まで送って携帯番号を書いて置いておく、後日連絡があって呑みに行く、運が良ければ女子大生とヤっちゃう。
お礼の電話ぐらいあるだろうって思ってたから、玄関の中で寝かせて手帳に連絡先を書き始めてた。
そしたらね、もう思わず声が出ちゃったんだけどマジで最悪な事に発展した。
「んぅぅぅっ」と唸ったかと思ったら、いきなり俺の方目掛けて吐いてきやがったんですよ。
汚い話、ゲロロロロッロッ!って吐いちゃって、思いっ切り俺の左足にヒット!
うわっ!と避けたんだけど靴が半分とパンツにかなり飛び火状態。

つづく

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