出会い系だから仕方ないと思い、楽しくスロットを打った。
結局、二人で3万の勝ちで閉店。
その勝ち分で、近くの居酒屋に行った。
スロットの話で盛り上がり、気が付くと終電も無い時間。
タクシーでスグの距離だったので、俺はタクシーに乗る予定だった。
彼女は俺よりちょっと離れた田舎町。
『どうせ勝ったし、タクシーで周っていくよ!』
二人で乗り込み、絶え間ないスロット話に花を咲かせていた。
『エイジ君て珍しいよね』
『何が??』
「だって普通だったら、タクシーで送るよりホテルとか誘うじゃん』
いやいや...
別に好みじゃないだけだし。
『ま~そんなガッツくほど若くないしね』笑いながら答えた。
つうかそれって誘ってほしいって言ってるんじゃ?
そう思ったが、俺は知らん顔でスロット話をした。
彼女の家が近くなり、また打ちに行こうぜと約束。
俺はそのまま家に向かった。
その日から毎日のようにメールがあった。
スロットを打った日は、電話とかもした。
そしてまた一緒に打ちに行く。
その日は俺が負けて、彼女が勝った。
悔しいがそんな日もある。
『今日はアタシが奢るから飲みに行こうよ』
イイ~ヤツじゃん。
俺達はまた同じ居酒屋に行った。
明日が休みという事もあり、俺は結構飲んだ。
2回目と言う事もあり、お互いに慣れ始めていた。
『最近彼氏はいないの?』
『う~ん...彼氏は3年くらいいないかも』
『ん?彼氏は?って事は、セフレとかいるのか?』笑いながら聞いた。
『なんかそんな感じになっちゃってた人がいたけど、今はいないよ~』
いたんかい!
セフレだったんかい!
続く
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