詳細は書けませんが、俺は仕事で高校に出入りをしています。
ある日先輩が休んだせいで、行った事の無い学校へ行きました。
同じような仕事なので特に問題は無かったのですが、彼女とそこで出会っちゃったんです。
彼女は同僚らしきオヤジと書類を抱えて喋りながら歩いてきました。
その時俺も職員と喋りながら歩いていたのですが、先に気が付いたのは彼女でした。
「どうも・・」とすれ違う瞬間、彼女の目がカッ!と見開いたんです。
実はその仕草が無ければ、俺は気が付かずに通り過ぎたと思います。
でもその表情のお陰で、俺も「あっ」と思わず声が出てしまいました。
彼女は瞬間的に持っていた書類で顔の半分を隠し、そのまま通り過ぎていきました。
俺も職員の声なんて頭に入らず、心臓をバクバクさせながら意識無く歩いて行きました。
ワザとらしくないように振り返った時には彼女はおらず、渡り廊下はガランとしています。
気になり過ぎるので、思わず職員の人に何となく探りを入れてみました。
分かった事は、彼女の名前と教えている教科だけ。
その日ずっと頭から彼女の事が離れずにいました。
メールしようか、それとも待つべきか。
俺なんかとは比べ物にならないほど彼女はバラされたくないだろうし。
なぜ私立高校の教師が、あんな行為をしていたのかも気になりました。
半日ぐらいそんな事ばかり考えていると、17時過ぎに彼女からのメールが届きました。
内容は想像通り「内密にお願いします」というメール。
かなり切羽詰まっている様な、まさに懇願するメール内容だった。
メールを読んで思いました。
これは利用できるんじゃないかと。
もしうまくいけば、都合の良い性処理相手になるかもしれない。
別に特別変態的な行為をしたり嫌がる事をするつもりは無い。
もう1回ヤッてる事だし、彼女だって諦めもつくだそうって。
初めが肝心だと思ったので、初っ端のメールからプレッシャーをかけました。
「藤崎先生、奇遇でしたね。同僚が休みだったもので、急きょお邪魔させて頂きました。廊下で会った時は吃驚しましたよ。まさか¥交した相手が▲▲高校で日本史を教えているだなんて。また近々学校でお会いしたいですね」
こんな感じのメールを送りました。
すると速攻で返信がきました。「勘弁して下さい」って。
「また連絡しますので、ちゃんとしたメアドと電話番号を教えて下さいね」
そう伝えると、すぐにdocomoのメアドと電話番号が送られてきました。
次の日になり休んでいた先輩が出社してきたので、ある提案をしてみました。
昨日行った学校の職員と食事でもしません?と。
なんで?と不思議そうに聞かれたので、廊下で気の強そうな女教師を見て・・・と答えました。
気に入ったんだな?と先輩はニヤニヤし、実はと他の女教師の話をしてきました。
音楽教師で30代の人妻らしいが、妖艶な色気があって前から気になっていたという。
どう誘ったのか先輩はうまく2人の女教師を誘い出してくれました。
余分な男の教師も3人ばかり付いてきましたが、ほとほと感心してしまいました。
先輩の誘いが彼女に伝わった日の夕方、やっぱり彼女の方からメールがありました。
「本当は伺いたいのですが、大切な用事があるので行けそうにありません」
そんな感じのメールでした。俺とは顔を合わせたくないってバレバレです。
だから返信したんです。
「それは残念でした。それでは他の職員の方々とお酒でも飲んで楽しくお喋りしますよ」って。
やっぱり「私の事はどうか・・・」と懇願メールが届いたので、酒を飲んだら分からないじゃないですかと軽く返信。
諦めたんでしょうね、2日か3日後に「やっぱりお伺いします」という返信が来ました。
自分がいないところで同僚にアレコレと聞かれたくないじゃないですか。
そーなるだろうと思ってはいましたが、メールを見て思わずニヤッとしてしまいました。
先輩は凄く楽しみらしく、顔を合わせば食事会の話を楽しそうにしてきました。
「でも結婚してるならヤメた方がイイんじゃないですか?」
何かあったら先輩だってクビになるだろうし、そう簡単に手を出してイイのか?と。
すると自慢そうに先輩はいろんな過去の話を教えてくれました。
過去に既婚者の職員と関係を持つ事3回、セックスレスが多くて転がれば超簡単なんだという。
1人1人の落としていった過程なんかを聞きつつ、ようやく食事会の日になっていった。
「お互い勝手に頑張ろうな」とか言われて苦笑いしかできんかったが。
先輩の段取りは無駄が無く、個室の部屋から酒の種類、2次会のカラオケまで全て準備済み。
接待の経験がほぼゼロの俺は、大人ってスゲーなーと感心しっぱなしだった。
やってきた教職員のオヤジどもは、タダ酒という事で呑みまくりです。
それも作戦のうちらしく、まずはオヤジから潰しにかかるらしい。
俺は陽気なオヤジ軍団も楽しくて、彼女を放置して飲んでました。
先輩は自然な感じで音楽教師と談笑をしていて、言われていた通り色気のある人でした。
もう何も喋ってこない俺を見ながら、彼女はムズムズした思いだったと思います。
酒もほとんど飲んでなくて、先輩やオヤジ達の話に愛想笑いをしながら相槌をしてるぐらい。
ただ会う前にもメールで「内密に」と言われてましたから、その心境を焦らしてる感がなんとも言えない興奮を覚えさせてくれました。
焦らしに焦らして「何でも言う事を聞きます」という状況に追い込みたい。
マンガのような妄想をしつつ、俺はオヤジ達の相手をしていました。
つづく
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