池袋風俗嬢との出会い⑥

次の日も俺はパチンコ屋の前で並んでいた。
ポンポンと肩を叩かれ振り向くと、そこにはキャップ無しの彼女がいた。

「おはっ♪」

「おう・・キャップは?」

「もうイイかなって、1人じゃないみたいだし(笑)」

俺といるから恥ずかしくないってか。
なんだか不思議な気分だった。
昨夜あんなに激しく淫乱だった彼女が、今は可愛らしい女の子。
しかも昨夜の事には触れてこない。

「今日の狙い目は?」

「オレは○○○○○○の右から3番目と、○○○の右から2番目かな」

「えぇ~なんで?」

「それは教えない(笑)どっちか打つ?」

「ううん・・アタシは○○○○○○○の入口から4番目が気になってるんだけど・・・」

そんな他愛もない会話をして時間をつぶした。
結果、その日、俺は4万の勝ち。彼女は2万の勝ち。

打ってる時もコーヒーあげたり、昼飯食いに行ったりした。
傍から見たら、恋人同士ぽかったと思う。
まぁ~肉体関係はあるんだが。

次の日もその次の日も、同じように過ごした。
彼女は朝から夕方過ぎまで打って、その後は出勤していた。
週3回の出勤らしい。

「生活に困ってるの?」

「うぅ~ん・・そうでもないけど、なんとなくかな・・」

なんとなく風俗で働くんかい!
そう突っ込もうと思ったが、結局言えず。

ある日の朝、彼女は来なかった。
仕事じゃないし・・・と思い1人で打っていたが、気になってメールしてみた。

「もう昼過ぎだけど今日は打たないのかい?」

しばらくして返事が返ってきた。

「朝起きたら熱があって寝てるぅ~」

オレは外に出て電話をした。

「大丈夫か?薬飲んだ?」

「うぅ~ん・・・薬ないから・・・寝てるだけだよ」

「何も食べてないの?つか家族は?」

「アタシ1人暮らしだし。食欲もない~・・・」

「つか熱何度あるの?」

「さっきは38度ちょっと」

「ダメじゃん!薬持って行ってやるから待ってろ!」

「イイ~ってば・・今日も出てるんでしょ?」

「そうでもないから大丈夫。ちょっと待ってて、薬買ったらまた電話するから」

買って持って行ってやるとか言ったが、家の住所すら知らない。
オレは急いでスロットを止めて、近所のドラッグストアーへ行った。
そして解熱歳や栄養ドリンク、スポーツドリンク、レトルトのお粥などを買った。

「これから向かうから、住所をメールしてくれ」

送られてきた住所は、池袋から数駅の地域だった。
オレはタクシーに乗って、その場所へと向かった。
言われた通りのマンションを見つけた。
大きなマンションで、エントランスも広い。もちろんオートロック。

言われた部屋のインターフォンを鳴らすと、彼女が出てロックが開いた。
高級マンションじゃん・・・
部屋は16階の奥だった。

つづく


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